16/08/14 13:58:37.68 ARna1rlN0.net
>>767
ああ、ミサイル防衛はギャグだからな。レーゲン政権の時のSTAR WARS構想と同じ類の冗談に過ぎない。
(2) Foreign Policyは、RAND研究所のウォーゲーム専門家、David Shlapakに、東シナ海の紛争のシミュレーションを、
Foreign Policyの記者であるDan De LuceとKeith Johnsonに指導するよう依頼した。
このウォーゲームについて、Shlapakは、尖閣諸島を巡る日中紛争に加わることはアメリカにとって大いに困難であり、魅力的な成果を得られない、
「この戦闘に参加することが、最も重要な戦略的失敗である」という。このゲームを通じて、我々が学んだことは、以下の諸点である。
a.2000年以上前、古代アテナイ人がペロポネソス戦争を通じて学んだように、同盟は危険なものになり得る。
b.日本との相互防衛条約に多くの軍事資源を投入することは難しい。例え攻撃する側も多大の犠牲を被るとしても、日本の艦艇、航空機そして本土の島々は全て脆弱である。
特に、中国の膨大で破壊的なミサイル戦力を見れば、ミサイル防衛は、不可能ではないとしても、極めて困難である。
c.中国の軍事力の進歩は、あらゆる側面でこの種のウォーゲームを完全に変質させた。10年前には、日本は、尖閣諸島に対する如何なる挑戦も、自力で撃退できたであろう。
しかし現在では、中国は、近代的な海軍、無数の弾道ミサイルと巡航ミサイル、効果的な空軍、そして益々高性能になりつつある無人機を保有している。
d.アメリカの巨大空母は頭痛の種である。それらは、特に中国の対艦ミサイルによる長距離攻撃に対して、かつてない程脆弱になっている。
逆に、アメリカのステルス攻撃型原潜は運用上極めて有用であるが、事態を戦略レベルにまでエスカレートさせかねない。
ウォーゲームで目撃したように、リスクを伴わないで懲罰的攻撃が可能な原潜の能力は、アメリカを中国との戦争状態に引き込んだ。
e.このウォーゲームにおける日、中、米3カ国は全てナショナリズム感情が極めて強く、潜在的に致命的になり得る。
ナショナリズムが紛争の火付け役となり、その後の連続したエスカレーションを煽り、そして危機がエスカレートするにつれ、
関係各国の可能な対応の選択肢を大幅に制約した。
(3) 以上のような理由から、前出のShlapakが結論として示唆するところに従えば、住民を支援することにならない、
尖閣諸島のような無人の場所における危機管理の最善の方法は単に無視することであるかもしれない。
ここまでのまとめ
・日本の艦艇、航空機そして本土の島々は全て脆弱 by ランド研究所
・日本が対抗出来たのは10年前まで by ランド研究所
・アメリカは無人島のために応戦しない by ランド研究所
ランド研究所とは
東京大空襲・広島長崎原爆投下作戦立案シンクタンク