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食害発生が半減 ジャンボタニシ防除進む
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ジャンボタニシ退治にスッポン再登板 白石町
杵島郡白石町は、稲やレンコンに食害をもたらすスクミリンゴガイ
(ジャンボタニシ)対策として、天敵のスッポンを放流する事業を再開
する。7年前に試みた際は、一時的に効果を上げたが、高級食材でもあ
るスッポンが転売目的で捕獲されるなどして減少。今回は捕獲防止の看板
を立てるなどの対策を施し、9~10月に主要水路などに稚亀千匹を放流
する。
ジャンボタニシは南米原産の外来種。田植え時期前後の6~7月に活発
になり、稲の苗やレンコンを食い荒らす。水路にピンク色の卵塊を生み付
け景観も損なう。雑食性でジャンボタニシを好んで食べるスッポンが数少
ない天敵だ。
白石町では、猛暑などでジャンボタニシが大量発生した2005年に
も稚亀2千匹を放流。翌年には食害発生面積は1912ヘクタールから
1567ヘクタールに減少。発生密度でも100平方メートル当たり
100匹超いた畑が27ヘクタールあったが、放流後にはゼロになるなど
被害規模は縮小した。だが、スッポンが高級食材とあって釣り人に捕獲
され、その数を減らしている。
近年は農家がジャンボタニシの駆除を進め、食害は減少傾向にあるが、
町は「放置すれば増殖する可能性もある。殺す薬剤を使うよりも、環境に
負荷がかからない循環型農業を目指したい」と話す。
町出身者の「ふるさと寄付金」を財源に、スッポンの稚亀と捕獲防止
対策の立て看板代として174万円を予算化。町から営農組合などの生
産者集団にスッポンを支給して放流する方式で、町産業課は「わが集落
の所有物という意識でスッポンも守ってもらいたい」と期待する。
スッポンの申請は29日まで。