16/08/03 20:26:58.24 +htzEPR60.net
>>102
もう少し正確に言うと、
日本の財界(アベノミクス支持者)の考えが労働価値説に基づいていて、
これがマルクス経済と全く同じという奇遇になっている
でもって、労働価値説の何が不味いかというと、
市場性が無いので不要な物を生産してしまうという問題がある
これがソ連崩壊の原因にもなっている
不要なものを生産するとどうなるのか?
生産に必要なリソースが不足することになる
例えば大規模国立競技場を東京の至るところに作ったとしよう
作るには労働力が必要だ
積算見積もりで労働者に支払う賃金が決められる
だが、労働力自体に限りがある
しかも労働者の賃金は市場と密接に関係ある
もしここで不用意に国立競技場を量産してしまえば、
本来必要となる人材、例えばソフトウェア開発者、半導体製造装置開発者、
自動車整備士などといったところから、国立競技場建築に引きぬかれていくことになる
給料はそこそこに良いかもしれないが、
必要とされていない国立競技場が100も1000も作られれば経済が崩壊していしまう
まさにソ連はそれをやっていた
その根拠となっていたのが、「労働力を投下すればするほど、
生産高は増えて、利潤が潤う」という労働価値説に基づいた経済学だった訳だ
自民党はまさに50年前のソ連を見ているかのようだ