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朝日新聞デジタル 8月1日(月)19時25分配信
甘利明・前経済再生担当相(66)が1日、現金授受問題で閣僚を辞任後に
初めて国会に登院し、同日開かれた衆院本会議に出席した。甘利氏は本会議後、
「不起訴という判断をいただき、私の件はこれで決着した」と記者団に述べ、
政治活動を本格的に再開する意向を示した。
甘利氏は、1月末の辞任直後から「睡眠障害」の療養を理由に、半年余り
国会を欠席していた。その間、東京地検は甘利氏と元秘書2人について、
あっせん利得処罰法違反の罪などでの不起訴処分を決定。検察審査会は
元秘書2人への再捜査を求める「不起訴不当」を議決したが、甘利氏については
「不起訴相当」とし不起訴が確定した。
甘利氏は1日、「本当に寝耳に水の事件で、晴天(せいてん)の霹靂(へきれき)」と
振り返った。その上で「ずっと申し上げてきた事実関係が理解されたものだと思うが、
築いてきた信用は落としてしまった。今まで以上に国民のためにできることをやりたい」と
話した。弁護士に依頼した元秘書2人らに関する調査は検察の再捜査後に
報告書をまとめる予定だという。
この問題をめぐり、野党は甘利氏の国会招致を要求している。
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衆院本会議を終え、安倍晋三首相(左)にあいさつする甘利明・前経済再生相=1日午後1時10分、飯塚晋一撮影
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衆院本会議後に記者団の取材に応じる甘利明・前経済再生相=1日午後1時15分、関田航撮影
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