16/07/17 00:10:39.14 CAP_USER9.net
近年、日本人の未婚率が上昇の一途をたどっている。50歳の時点で一度も結婚をしていない「生涯未婚者」は、直近’10年の調査では、男性20.1%。
この現状をどう受け止めるのか。独身男の胸中に迫る。
◆独身アラフォー男の生涯未婚は確定的!?
職場と家、病院の往復で酒もやらない。たまの息抜きは友人と卓球をすること―千葉県に住む会社員の福山広太さん(仮名・43歳/年収500万円)は、そう日々の生活を表現する。
両親が熟年離婚した後に父親と同居。父の介護が始まった頃から、結婚を半ば諦めた。
「30代に入ってからも3人ほどお付き合いはさせていただきましたが、ある程度まで年齢がいくと、
結婚するときに親の話も出るじゃないですか。“介護がついてまわる男性でもOK”という女性はなかなかいませんから……」
実家だからといって生活費が安く済むわけでもない。父名義の住宅ローンを代わりに払い続け、介護施設も視野に入れているので生活を切り詰めて貯金をしている。
「結婚は贅沢品。将来的な生活設計がいつまでも見えない時点で、考えることを……やめました」
◆将来不安が未婚化に
近年、日本人の未婚率が上昇の一途をたどっていることは「生涯未婚率の推移」のデータを見ても明らかだ。
50歳の時点で一度も結婚をしていない「生涯未婚者」は、直近’10年の調査では、男性20.1%。
20年後にこの数字は29.0%―つまり、男性の3人に1人が生涯未婚と予測されている。
誰も「50歳までには、嫁の一人や二人……」などと楽観はできない。国勢調査の年齢別未婚率推移によれば’05年の35~39歳男性の未婚率は31.2%。
その5年後、’10年の40~44歳男性の未婚率は28.6%である。35~39歳未婚男性のうち、結婚できたのは、男性全体のわずか2.6%。
未婚男性だけで比較すれば8.3%。つまり、35歳を超えた独身男のうち結婚できるのは12人に1人というのが現実だ。
「かつての若者は高い経済成長率のおかげで、結婚後に明るい見通しを描くことが可能だった。
しかし、今は結婚後に親以上の生活水準を期待できず、中流から転落する恐れが強い。
こうした不安、そして『親が自分に与えてくれた以上のものを子供に提供できない』という自信のなさが、結婚をしない/できないという選択に繋がっているわけです」
そう語るのは社会学者の山田昌弘氏。冒頭の福山さんの例にもあるとおり、生涯未婚率が増加する理由に、経済的不安があることは間違いない。
山田氏の調査によれば、そうした“結婚できない層”は、能動的に“結婚しない層”を大きく上回るという。
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
週刊SPA! 7月16日(土)9時10分配信
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