16/07/12 16:38:58.09 haG5S3xD0.net
小林よしのり
『戦争論』はある意味誤読された
わしは、むかしの日本人は凄いと言ったが、いまの日本人が凄いなどとは一言も言っていない。
むしろ祖父たちはあんなに立派だったのに、いまの日本人は何の主体性もなく、堕落したと当時から嘆いていた。
アメリカと戦ったはずの日本人が、いまはただアメリカの戦争に後ろからついていくだけ。
その傾向はさらに悪化している。
それにわしは、日本が戦った戦争は肯定するが、いまアメリカがやっている戦争には正当性がない、と当時から主張してきた。
ところがいまの日本人はどうだ。「アメリカの戦争は常に正しいのだから、それに従えば良い」と、みんなこう思っているではないか。
事実として、アメリカが突入したイラク戦争において、開戦の根拠となるはずの大量破壊兵器などどこにもなく、
中東を泥沼に導いたのは明白だ。
それが現在のイスラム国につながっている。