16/06/29 14:11:32.37
★イエメン各地で戦闘激化、計80人死亡 和平協議に進展なし
2016年06月29日 08:15 発信地:アデン/イエメン
【6月29日 AFP】イエメン各地で28日、戦闘が激化し、合わせて80人が死亡した。
うち半数近くが一般市民だったという。当局が明らかにした。
軍関係者の話によると最も多くの死者を出したのは、サウジアラビア主導の連合軍が
南西部タイズ(Taez)県で夜明け前にイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装勢力
「フーシ派(Huthis)」に武器を運んでいたトラックを標的に行った空爆で、一般市民19人、
武装勢力15人の34人が死亡した。死者のうち4人が女性だった。
イエメンでは前日の27日にも南部ムカラ(Mukalla)でイエメン軍の兵士らを標的にした
自爆攻撃が相次ぎ、少なくとも42人が犠牲になっていた。この攻撃については、
イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。
■死者6400人、クウェートでの和平交渉に進展なし
国連(UN)が仲介してフーシ派とアブドラボ・マンスール・ハディ(Abd-Rabbo Mansur Hadi)
暫定大統領派の和平協議がクウェートで長期にわたって行われている。
今月25日夜にクウェートの首都クウェート市(Kuwait City)に入った潘基文(バン・キムン、
Ban Ki-moon)国連事務総長は26日、和平へのロードマップを受け入れて15か月続いている
紛争を解決するよう全当事者に呼び掛けたが、交渉に進展はみられていない。
フーシ派は2014年9月にイエメンの首都サヌア(Sanaa)の政府庁舎を一時占拠。
昨年3月にサウジアラビア主導の連合軍が介入を開始した。
国連は、それ以降イエメンでは6400人以上が死亡し、その多くは一般市民だとしている。
URLリンク(www.afpbb.com)