16/06/27 06:54:53.31
>>2より
孤立主義的な《米国第1主義》が広がり始めた米国の次期指導部は「反米裏切り行為」とみなすかもしれない。
日米同盟は間違いなく『おかしくなる』。安全保障上、性善説や楽観主義は「取扱注意」対象だが、
岡田代表も中高生時代に、「いわゆる平和主義」を刷り込まれた犠牲者のようにも感じる。
国際社会で通用せぬ、非現実的な平和主義を生徒に教え込み、「憲法と安全保障の整合性」に隷従する一方、
平和にはほど遠い国際情勢の現実を説明せず、整備が不可欠な国防の在るべき姿を教えない“教育”の底意は
奈辺にあるのか。国家主権や国民の生命・財産を犠牲にして、「憲法と安全保障の整合性」を「国家の主柱」に
祭り上げる天下(国際)の奇行は、日本国憲法の精神にも反する。
その点、志位委員長は大胆不敵だ。「自衛隊が憲法違反なのは明瞭だ」と、違憲宣言すると同時に、
「急迫不正の主権侵害、大規模災害など、必要に迫られた場合には、自衛隊を活用するということは当然だ」と、
言い切っておられる。「憲法と安全保障の整合性」を横に置き、解釈すら適用せず、無視したばかりか、
立憲主義まで葬った…。イヤイヤ、小欄の誤認識に相違あるまい。
「立憲主義」を愛してやまぬ岡田代表はさぞお怒りのことと思ったら、さにあらず。
共産党との将来的な連立政権「民共合作」の可能性を、参院選公示前でも完全・明確に否定しなかった場面があった。
集団的自衛権の限定的行使を安保関連法で認めた安倍首相を「立憲主義に対する認識が全く間違っている」と
批判する岡田代表が、共産党の目指す“立憲主義”を「容認」する風景は、実に珍妙だ。
■正しい憲法制定史掲載はヤル気ゼロ
「憲法と安全保障の整合性」への“立憲主義”とは好対照な教科書記述が、憲法制定史だ。
こちらのヤル気は限りなくゼロに近い。大東亜戦争(1941~45年)以前の「天皇主権」を否定→国民主権を採用
→人権保障を強化→結果、国民の多くが歓迎して、受け容れた…と、サラリと記す。これをまた、教科書を読んだ
多くの生徒が、サラリと記憶する。
かくも単純・簡略・物語化された記述では、明治~大正~昭和と続く皇統の治世が、あたかも独裁政権であったような
印象を与えかねぬ。間違った印象付けの陰で、日本占領軍たるGHQ(連合国軍総司令部)が憲法学の素人を使い、
10日も満たない期間で、合衆国憲法や各種宣言・憲章・条約をツギハギした日本国憲法の出自のいかがわしさが伝わらない。
インターネットのコピペでレポートを作成する行為を戒める立場の教師が、コピペ憲法の欠陥を指摘できぬとは、皮肉なこと。
そもそも、GHQが原文を作成し、GHQの監視・監督下で作られた憲法は、国際法(ハーグ陸戦条約)違反が極めて濃厚だ。
「教科書の中立性に向け、多様な考え方を盛り込む」と、教育関係者は言うが、何が中立かを考えるだけの選択肢が示されていないではないか。
憲法は、先祖が守り、受け継がれてきた民族が有する精神・文化の発露・結晶であって、国柄が色濃くにじんでいなくてはならぬ。
国柄を「去勢」した無国籍な憲法に国運は託せない。憲法改正に反対しながら「憲法と安全保障の整合性」に異様なまでに
執着する勢力・個人は、やがて「巨大危機の前で、法律が沈黙する」事態を眺めることになろう。
既に、志位委員長の言動に予兆が… (終わり)