【埼玉】「死んじゃうよ」「ごめんね」娘は両親の服をつかみ冷たい川の深みに進んだ 利根川心中で娘が明かした悲痛な決意★3at NEWSPLUS
【埼玉】「死んじゃうよ」「ごめんね」娘は両親の服をつかみ冷たい川の深みに進んだ 利根川心中で娘が明かした悲痛な決意★3 - 暇つぶし2ch7:リサとギャスパール ★
16/06/25 17:40:40.44 CAP_USER9.net
>>4 続き
「死ぬ日」早めた生活保護
 「あっちゃん、一緒に死んでくれるか」
 父は18日の夕食時、いつも通り他愛もない会話の中でそう切り出した。「お母ちゃんだけ残してもかわいそうだから、3人で一緒に死のう」。
傍らには会話の内容を理解できないまま座っている母。波方被告はすぐに「いいよ」と答えた。
 翌19日、申請を受けて市役所職員が生活保護受給の審査のために自宅を訪れた。家族の生い立ちや、これまでの自分の生活を細かく聞かれた。
「仕事を転々として、高校も中退で惨めだと思ったけど、父も同じような感じで。親子で似たような人生だと、また惨めに思った」。
唯一の希望となるはずだった生活保護だったが、波方被告はこの訪問をきっかけに「死ぬ日を早めよう」と決めたという。
 2日後、波方被告は両親を車に乗せて、最後のドライブに出かけた。
「冷たいよ、死んじゃうよ」
 両親を乗せて11月の利根川に突っ込んだ波方被告の車は、水に浸かったものの、屋根まで水没することなく途中で止まった。
波方被告が車を押そうと外に出ると、水が入った車内では母が「冷たいよ、冷たいよ」と繰り返していたという。車は押しても進まず、波方被告は車内で水に浮かんだ状態の父母を車の窓から出した。
 右手に父、左手に母の服をつかむと、水深が深い方へと進んでいった。「死んじゃうよ、死んじゃうよ」と言いながら手足をばたつかせる母に「ごめんね、ごめんね」と繰り返し謝った。
いつのまにか父の服から手が離れ、母も動かなくなった。
 「死んじゃったかな。私もこのまま流れにそって浮いていれば死ぬかな」と流れに身を任せた。川の水を飲んでははき出し、浮き沈みを繰り返していると、浅瀬にたどり着いていた。
それからは、一緒に流れ着いた母の遺体が離れていかないように見守りながら、空を眺めたり、歌を歌ったり、うたた寝をして夜を明かしたという。
「こんな私ですが、見守っていて」
 法廷では、波方被告は被告人質問で「本当は3人で死にたかった」と繰り返し、「でも父を証言台に立たせることにならずに良かった。そんな残酷なことはない」と嗚咽をもらす場面があった。
 公判で検察官から父が心中を持ちかけた際に迷わず同意した理由を尋ねられた被告は、「遺書のような感謝するような文章があったと思うんですけど」。
検察官が「1人で行くのは両親に悪く、父に言われて気持ちが軽くなりました」と走り書きされたリポート用紙があったことを示すと、
「自分で読み返して、死にたい気持ちが心の隅の方にあったのかなと思いました」と自らに問いかけるように話した。
 6月21日の論告求刑公判では、最後に涙を流しながら「母と私はうり二つの親子。そこに父も入れて三位一体だと思っていた」
「お父さん、お母さん。こんな私ですが、これからもどうか見守っていてください」と絞り出すように話した波方被告。23日の判決公判では、懲役4年の判決を受けた。
 まじめに暮らしながら、困難な状況に追い込まれた親子。松原里美裁判長は、裁判員らからのメッセージとして
「仲良く暮らしたときのお父さんお母さんの顔を忘れることなく毎日を大切に生きてください」と伝えた。
波方被告は何度もうなずき、「ありがとうございます」と深く礼をした。。
(終わり)


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