16/06/20 23:39:22.37 NhlQLo2o0.net
移民政策とは現代の帝国主義である。
▼我が国は受入れ側なので、ともすれば送出し側の事情にまで考えが及ばないかもしれない。
▼昔の帝国主義とは、市場と労働力を求め他国の“領土”を侵略するものであった。だが、現代でそれはできない。
そこで、経済活動の根源たる“人”を自国の領土内に引き寄せることにした。居住や国籍の“自由”と言えば聞こえは良いが、
つまるところ「土地は要らんから人をよこせ」という訳だ。
▼移民としてやってくるのは生産年齢まっただ中の若年層である。送出す国は、移民が増えれば増えるほど、
将来その国が経済成長をするためのリソースを失うことになる。特に日本政府が提唱する「高度人材に限って」という
条件は、単純労働者以上に送出す側の損失を大きくするものだ。
▼日本は世界一のODA援助国と胸を張るが、一方で経済成長のリソースを奪う政策に手を付けようとしている。
援助とは善意であるべきで、将来、途上国から「日本はカネでヒトを買った」なんて陰口を叩かれることがないよう、
一国民として切に願うものである。