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舛添知事非難したのに…都議団リオ視察1億円超!?
日刊スポーツ 6月17日 10時5分配信
東京都の舛添要一知事(67)が高額出張費などの問題で辞職を決める中、厳しく追い込んだ都議が
今夏実施する、リオデジャネイロ五輪・パラリンピック視察の出張費が、予算を大きく上回る可能性が
あることが16日、分かった。8月5日の開幕まで2カ月を切り、リオ中心部のホテル代は4倍以上に
高騰しており、東京都議会は派遣する都議27人と随行員のホテルを押さえておらず、宿泊費が膨大に
増える見込みとなった。
舛添氏を厳しく指摘した都議会自体が「大名視察」となる可能性が出てきた。都の規定により
リオ地域における都議1人の宿泊費は1泊1万7400円。旅行代理店関係者によると、リオ市内の
ホテル代は4倍以上に高騰しており、規定額の4倍は1泊約7万円となる。議会局によると現時点で
ホテルを確保できておらず、さらなる高騰に巻き込まれる可能性も出てきた。
視察に行く都議27人は五輪とパラリンピックの開・閉会式4回に分け、それぞれ3泊7日の旅程。
最も高騰する五輪中は2度に分けて7人ずつが行くが、リオに詳しい旅行関係者は
「これから、7人が同じ日程で泊まれるホテルを取るのは非常に難しい」と断言。
需要過多によりホテルも強気で「1泊いくら」ではなく宿泊日固定の「パック売り」が常識で
「最近、普段1泊2万円のホテルが4泊30万円以上というのを見た」という。視察予定日に合わない
可能性すらある。
各会派の振り分けは自民16人、公明5人、民進系6人。経費削減などの理由から共産と生活者ネットが
計5人を辞退したが、枠は削減されず自民に3人、民進系に2人が再分配された。
リオ視察の本年度予算では都議20人、随行職員6人の派遣を想定し、計6200万円を計上。
しかし派遣人数増に加え、ホテル未確保の状況から、かなりの増額が見込まれる。議会局も予算について
「実態とかけ離れている」と話した。
都議のフライトは全員ビジネスクラス。この座席確保も完了していないという。ある都議は
「海外視察は都議1人300万円ほど使っていいとされている」と話し、随行職員の旅費など
全経費を含めると1億円に迫ると指摘する声もある。
また、高額出張費が問題となったことで知事の飛行機、ホテルも確保できていない。政策企画局は
「新知事と相談する」としたが、知事選開票日は五輪開幕の6日前となる7月31日が有力で、
高騰幅も予測不能。
14日には静岡県の川勝平太知事が、確保したホテルが1泊8万円と規定の4倍を超える見通しと
なったことから、リオ五輪視察を取りやめたばかり。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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