【古舘伊知郎インタビュー】「政権は何も圧力をかけてないが、自主規制の悪魔と闘わねばならない」「産経に悪く書かれるとおいしい」 [06/08]at NEWSPLUS
【古舘伊知郎インタビュー】「政権は何も圧力をかけてないが、自主規制の悪魔と闘わねばならない」「産経に悪く書かれるとおいしい」 [06/08] - 暇つぶし2ch1:ちゅら猫φ ★
16/06/08 20:40:42.62
2016.6.8 11:00
★【古舘伊知郎インタビュー特別版】「政権は何も圧力をかけてないが、自主規制の悪魔と闘わねばならない」「産経に悪く書かれるとおいしい」 

フリーアナウンサーの古舘伊知郎さん(61)が、テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」キャスター降板後、
初めて産経新聞のインタビューに応じた。時に賛否が分かれ、ハプニングもあった12年間の番組出演を振り返り、
「偏っていることを恐れてはいけないと思ってやってきた。つるんつるんの偏っていない番組ほど面白くないものはない」などと思いを語った。

古舘さんは「世の中のからくりの一端が見えたことが財産」と手応えをにじませる。同時に、日々の新しい事象に翻弄され、
ニュースを分かりやすく掘り下げきれなかったとして、「僕はニュースという化け物に負けたんです」と、独特の表現で振り返った。

また、「12年間、(視聴者から)『ただニュースを淡々とやれ』『お前の意見はいらない』と言われ続けた。
意見をちょっと言って引っ込めたり、引っ込め過ぎだと思って言ったりすることへの疲れもあった」「僕は臆病な亀でした」
と冗談交じりに明かした。

その上で、印象に残る放送として、今年3月の東京電力福島第1原発事故と甲状腺がんの因果関係をめぐる報道と、
独ワイマール憲法とナチスを引き合いに出して自民党の改憲草案に懸念を示した特集を挙げ、「最後の方はやりたいことを
やろうと思った」と告白。「これからの報道番組には、ニュースの裏側、背景をもっと伝えてほしい」と力を込めた。

また、「新聞もテレビも、鮮度がありインパクトのあるものを伝えようとする『インパクト症候群』に陥っている。
そうすると、『新しい情報ねえか?』と『情報のなまはげ状態』になる」と指摘。「情報に接することは、考え続けること。
答えなんか出ないと途方に暮れながらも、その答えという蜃気楼めいたものに近づいていくということが、
ニュースの送り手には大事だと思う」と訴えた。

一方、報道をめぐっては「政権は何も圧力をかけていない」としつつ、「間違った放送で番組がつぶれるのが怖いから
無難にやろうという自主規制がある。その悪魔と闘わなければいけない」と強調した。

安保法制をめぐり、反対意見の報道に大半の時間を割いたことなど番組内容を批判的に報じた産経新聞に対し、
「産経新聞は僕のことを本当に悪く書いてくれたけど、悪く書かれることは“おいしい”。見てもらっている証左だから。
仕事は文句を言われてなんぼ」と語る場面もあった。

インタビューでは、古舘さんがおしゃべりに目覚め、テレビ朝日をへてフリーアナウンサーとして活躍してきた半生についても
振り返った。幼少期、「引っ込み事案」だったという古舘さんは「僕は、人生はリバウンドだと思っているんです」と話し、
コンプレックスへの反動や人との縁で道が開けてきたことを明かした。

支持を広げるきっかけとなったプロレス実況を「原点」と語り、「発想に場外乱闘を持たせる」ことを学んだという。
フリー転身後、「F1のハイスピードに自分のしゃべりがついていけるか、舌先で闘いを求めたいと思った」として
F1実況に挑戦するなど、活動の幅を広げてきた歩みを振り返った。

今後については、「2020年東京五輪の開会式の実況や(4度目の)NHK紅白歌合戦の司会など、
いろいろ夢想はします」と語り、エンターテインメント分野を中心に活動していく考えを示した。
「報道のど真ん中はもうやらないし、やれない」としつつ、「いつか、ニュースのサイドストーリーを扱ったような
新しい番組をやりたい」とも語った。

URLリンク(www.sankei.com)


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