16/06/09 12:22:47.19 TiciYooN0.net
>>833
さらに分析を進めると、コモディティ下落の原因が見えてきた
すなわち、1つにはアメリカシェールオイルの産出過剰で下落をし始めるもOPECはこれを黙殺、世界的に原油が供給過剰になり始めた事
また、中国の鉄鋼供給過剰により鉄鋼価格が急激に落ちていること、などが散見された
これらは一見すると独立した事象の偶然に見えるが
シェールオイル供給はそもそも中国の原油需要激増を見越して産出量を計画的に上げていたものであること
中国の鉄鋼供給過剰も中国国内の鉄鋼需要を見越して増産されていたものであること
ここまでわかった
つまり、全ての根源に横たわるものは
「中国の需要が減り始めている」
ことにある
中国の原油輸入「量」は現在でも増加を続けているが
原油価格が急激に落ちていることと比べて考えると
中国の原油輸入額でみると落ち続けている事になる
つまり、値下がりしている割には中国が原油を買わない
中国の供給過剰とはすなわち中国の需要頭打ちが真の原因であると考えられる
ここでドイツ銀行・ドイツ財政のデリバティブロングポジションのリスクと一体となった、世界経済の重大なリスクがある事がわかる
すなわち、中国の国内需要が頭打ちになり中国の経済が停滞、中国株が横ばいになるような事態がひとたび訪れれば
中国株ロングポジションを前提としたドイツ銀行財務、ドイツ政府の財政が一気に悪化する事が考えられる
そこでG7サミットで取り組み安倍政権が直近に打ち出す対策としては
新興国投資を増やしつつバブル崩壊を先延ばしにし
ドイツ財政のソフトランディングを国際共同作業として行うこと
日本の財政もその将来リスクに備えて先手を打っておく事が考えられた