16/05/30 11:45:16.21
>>1より
その結果、あんな高圧的な会見になってしまったんです。『宿泊先で誰と会っていたかは、政治的機微に関わることだから
話せない』というのは、本人はうまく言い逃れているつもりでも、聞いたほうが納得するわけがない。そういった世間の空気が
まったく読めない人間なんです」(相談を受けた知人)
カネにセコく、大事なのは自分だけ。人の気持ちがわからないから体裁を繕おうとして、反感を買う。そんな舛添氏の人間性は、
昔から変わっていない。
「舛添さんが厚生労働大臣だったとき、私は何度も法案に関するレクチャーを行いました。
しかし舛添さんが、まともに私の話を聞いたことはありません。資料にさーっと目を通したかと思うと、
私のレクを遮り、『で、私は何をしゃべればいいの?』と冷ややかに言うのがお決まりでしたね。
待機児童や生活保護受給者に関するレクをしているときも、舛添さんから『困っている人をどうすればいいか』と
いった意見が出たことはありません。
とにかく『私は何を話せばいいのか』ということばかり。
役割を察知する能力は高かったですが、本当に自分のことしか考えていない人でした」(厚労省職員)
■そんなにカネが好きなのか
舛添知事は'09年の政権交代で野党となった自民党を見限り、'10年に新党改革を旗揚げした。
実はその際にも、不透明なカネの流れはあった。
新党改革元幹部議員が証言する。
「舛添さんは党の承認を得ず、勝手にみずほ銀行六本木支店から2億5000万円の借り入れをした。
新党となれば何かと入り用ですから、借りたこと自体はまだ許せる。だが問題はその後で、彼は政党交付金を
この借金の返済に充てたんです。
新党改革がもらった政党交付金を一旦自分の政治団体に『寄付金』として計上してから、借金を返済するという方法です。
違法ではないが、不当な資金の流れ。国民の税金である政党交付金を借入金の返済に充てていることがバレないように、
自分の政治団体を使ってカネを還流させたわけです」
新党改革における不透明な会計報告は、それだけではないという。
「'10年の参議院議員選挙後、新党改革で開かれた役員会は1度だけ。霞が関ビルの喫茶店で反省会をやったくらいで、
その後は一切会議なんてやっていません。しかしその年の収支報告書には、『ホテルや飲食店で会議を開いた』という
記載が何度かあるんです。私はこれらが判明したとき、複数回にわたって舛添さんに会計報告の説明を求めましたが、
一切応じてもらえませんでした」
舛添氏のセコさは、公用車で通い詰めていたことが明らかになった、神奈川県・湯河原の別荘にも表れている。
'99年、舛添氏は敷地面積950m2・約300坪のこの大邸宅を妻・雅美さんが代表を務める「株式会社舛添政治経済研究所」
名義で購入した。自宅を法人名義で購入することで、耐用年数に応じて減価償却をすることができる上、固定資産税や
管理費も法人の経費と計上でき、節税になるからだ。
また、会社名義で購入することで、国会議員に義務づけられていた資産報告書への記載を免れることもできた。
本誌は今回、別荘内部の写真を独占入手した。
数寄屋建築とモダンな洋館の連棟からなる家屋。檜造りの門を抜けると床面積185・91m2の1階部分に、広々とした和室があり、
洋館部分には本格的な暖炉まである。2階部分の床面積は92・82m2。石造りの風呂はもちろん温泉付きだ。
評論家の佐高信氏はこう断じる。
「この程度の男が、都知事になってしまったということです。舛添本人の責任はもちろん、推薦した与党にも責任はある。
選挙するのが嫌だから降ろせないという永田町の理屈では、誰も納得しないでしょう。いますぐ責任を取らせるべきです」
次の問題が起きてからでは遅い。いまこの瞬間も、舛添知事は都民の税金を握り続けている。(了)