16/05/20 22:57:19.23 CAP_USER*.net
沖縄のアメリカ軍関係者の男が20歳の女性の遺体を遺棄したとして逮捕された事件で、男のスマートフォンに女性の顔写真が保存されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
調べに対し、男は事件の際、女性のフェイスブックの画面を撮影したなどと供述しているということで、警察は、こうした行動の目的などについて調べています。
アメリカ海兵隊の元隊員で嘉手納基地で働く軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)は、先月28日から翌日の未明までの間に、うるま市の会社員、島袋里奈さん(20)の遺体を恩納村の県道脇の雑木林に遺棄したとして19日に逮捕され、20日に那覇地方検察庁に送られました。
これまでの調べで、シンザト容疑者のスマートフォンに、この女性の顔写真が保存されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察によりますと、調べに対しシンザト容疑者は、事件の際女性のスマートフォンを操作してフェイスブックの画面を表示し、自分のスマートフォンで撮影したという趣旨の供述をしているということです。
警察は、こうした行動の目的や事件のいきさつを調べています。
また、警察は20日、遺体を詳しく調べましたが、発見までに時間がたっていたため、死因は特定できなかったということです。
●なぜシンザト容疑者にたどりついたか
警察は、今回の捜査で、被害者のスマートフォンの位置情報が途絶えた、うるま市州崎の工場地帯付近を通過した車について調べました。
この中の1台が、いわゆる「Yナンバー」のシンザト容疑者の車でした。「Yナンバー」はアメリカ軍の軍人や軍属と家族が個人で所有する車のナンバーで、ナンバープレートには、ひらがなが記されている部分にアルファベットの「Y」が記され、
アメリカ軍基地が集中する沖縄では、去年3月末の時点で2万8000台以上あるということです。
当時、この車がどのように移動していたか、警察が、防犯カメラの画像などをもとに分析したところ、うるま市や金武町などで不可解な動きをしていたことが分かりました。
このうち、金武町のコンビニエンスストアの防犯カメラには、この車とともに、塩のようなものをまくシンザト容疑者の不審な行動が写っていたということです。
●シンザト容疑者 どんな人物か?
警察によりますと、逮捕されたシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者は、アメリカ軍嘉手納基地で働く軍属で、基地の中にあるインターネット関連の会社で仕事をしていたということです。
この会社のホームページによりますと、嘉手納基地を含めた沖縄の6つの基地にオフィスがあり、基地内に住む人へのインターネットのサービスや、ケーブルテレビの配信などを行っているということです。
このうち、嘉手納基地のオフィスの営業時間は月曜日から土曜日の午前8時から午後5時までとなっています。
また、アメリカ国防総省の当局者によりますと、シンザト容疑者は海兵隊の元隊員で、アメリカ軍関係者によりますと、以前、沖縄の基地に配属されていたということです。
シンザト容疑者は嘉手納基地から南におよそ17キロ離れた与那原町に住んでいて、近所の複数の住民によりますと、姿が見られるようになったのは数か月ほど前からだということです。
自宅では、日本人の妻や幼い子どもと暮らしていたということですが、日中にシンザト容疑者の姿を見たという人はほとんどなく、夜遅くに赤い車に乗って帰宅する姿が何度か見られたということです。
地元の消防によりますと、シンザト容疑者は、警察が初めて事情を聴いた翌日の今月17日の朝に多量の睡眠薬を服用しておう吐し、救急搬送され、
翌日の18日の午前中にも700ミリリットルのウイスキー2本を飲んでおう吐を繰り返し、病院に搬送されました。
当時のシンザト容疑者の状態について、通報を受けた東部消防組合消防本部の屋比久浩消防署長は「17日は意識がもうろうとして視線があわず、18日は奥さんと義理の父親に体を支えられながら吐いていた。
事件について知らされていなかったので、大勢の警察官が自宅にいたことに驚いた」と話していました。
20日午前に面会した弁護士によりますと、シンザト容疑者は警察署で取り調べを受け、「食欲があまりない」と話していたということです。
また、弁護士は、シンザト容疑者が初めて任意で事情聴取を受けた今月16日から本人と接触していることを明らかにし、
「容疑者は口かずが少なくおとなしい性格だ。16日以降は、『これから何が起きるのか心配で、もうろうとしている』と話していた」と、そのときの様子を説明しました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
5月20日 19時09分
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