16/05/13 23:02:52.91 CAP_USER*.net
2020年夏のオリンピックの東京への招致に関連して、日本側が
国際陸上競技連盟に協賛金を支払ったと指摘されている今回の問題は、
国際陸上競技連盟のラミン・ディアク前会長らが、ロシア陸上界の
ドーピングの隠蔽の見返りに賄賂を受け取っていたとされる疑惑の
調査や捜査の過程で浮上しました。
ディアク前会長の疑惑については、WADA=世界アンチドーピング機構の
第三者委員会によって調査が行われたほか、フランスの検察当局が
去年11月、ディアク前会長をドーピングを隠蔽した見返りに賄賂を
受け取っていた収賄などの疑いで逮捕するなど捜査を進めてきました。
その結果、前会長の息子の知人とされる男性が代表を務める
シンガポールの会社の口座が、金銭のやり取りに使われていたことが判明し、
検察当局は、前会長の息子パパ・マッサタ・ディアク容疑者をICPO=国際刑事警察機構を
通じて指名手配しました。
さらにフランスの検察当局は、この会社の口座に2013年の7月と10月の2回にわたって、
東京オリンピック招致の名目で日本の銀行の口座から合わせて
およそ2億2000万円が送金されたことを去年12月に把握したとしています。
そして、2020年のオリンピック開催地の選定を巡っても、容疑者不詳のまま
贈収賄などの疑いで捜査中だとしています。
フランスの検察当局によりますと、捜査の対象としている資金は、2013年の7月と
10月の2回にわたって、シンガポールに拠点を置く会社の口座に振り込まれたとされています。
この会社について、シンガポールの登記簿には2006年4月に設立され、
2年前の2014年7月に事業を停止したと記載されています。
また、登記簿によりますと、会社の代表は国際陸連のディアク前会長の息子の知人と
されているシンガポール人の男性が務めています。
この会社の所在地として、シンガポール東部にある公営住宅の1室が記載されていて、
NHKの取材班がこの場所を訪ねたところ、男性の家族とみられる女性が応対し、
男性が住んでいることを認めました。そのうえで、「自宅にはめったに帰ってこない」と
だけ話して、それ以上の取材には答えませんでした。また、近所に住む女性は
「家族は知っているが男性に会ったことはない。この公営住宅で会社を経営している人が
いるなんて聞いたことがない」と驚いた様子で話していました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)