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騒音トラブル女の怖すぎる復讐方法
マンションの放火理由は、住民トラブルへの復讐だった。自分が住んでいたマンションのドアの鍵穴に接着剤を入れたと
して、警視庁杉並署は２５日、無職の女（４０）を器物損壊容疑で逮捕したと発表した。１８日深夜から１９日早朝にかけ
て大家の男性宅（７７）のドアの鍵穴に瞬間接着剤を注入した疑い。容疑者は１０階に住んでいたが、隣や上階など計９か
所の部屋の鍵穴にも接着剤を入れていた。
これだけでも悪質だが、容疑者は自室に火も放っていた。マンションには８８世帯が入っている。火は自室内部を燃やし
ただけで延焼はなかったが、もし火の手が回り接着剤のせいで住人が逃げられなかったら…。同署では放火容疑でも立件で
きるか捜査を進めている。
動機は住民トラブル。５年前ごろから、隣室の住人らに「騒音がうるさい」と騒ぎ立てていたという。一方、隣室の住人
は「騒音なんて出してないのに、壁を叩いてくる」と主張。言い分は対立するが、非は容疑者の側にありそうだ。
「大家も『彼女がいると他の人が出て行ってしまう』と悩んでいた。裁判所に訴え強制的に解約手続きを踏んだ。事件のあっ
た１９日が立ち退きの日だった」（杉並署副署長）
悪いのは他のヤツらなのに、なんで私が…と犯行に及んだのだろうか。女も煙を吸ってやけどを負うなどして入院してい
たが、２４日に退院。「復讐するためにやった」と供述しているという。
「騒音トラブルは本当に多い。毎日１回は必ずある」と話す警察関係者は「今は直接相手に言わず、とりあえず１１０番通
報する。いつまでたっても解決しない」とうんざりした表情を浮かべる。集合住宅で隣の人は選べない。誰の身にも起きる
可能性がある事件だ。
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