16/04/11 11:43:55.44
>>1より
にもかかわらず、国会議員はそんな国民意識の変化に鈍感に見える。共産党の志位和夫委員長は
「北朝鮮、中国にリアルの危険があるのではない」と言い放った。野党だけではない。政権与党の一員で
自民党総務会長を務めたこともある野田聖子衆院議員は「南沙諸島は直接日本に関係ない。南沙の問題を
棚上げにするくらい活発な経済政策のやりとりとか、互いの目先のメリットにつながる(日中の)
2国間交渉をしなければならない」と力説した。あまりの無知に開いた口がふさがらない。
かつて一大勢力を誇った社会党が社民党と名を変えても国会議員数人の弱小政党になってしまったのはなぜか。
同じく社会党の血を引く民主党の支持率が一向に上がらないのはなぜか。
所属する国会議員が歴史から何も学んでこなかったからではないか。
※この文章は、4月13日発売の「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版)の序章から抜粋しました。
産経新聞の東西編集局が特別取材班を組み、あまり光があたることのなかった先の大戦末期から現代までの
70年の歴史を貴重な証言をつむぎながらたどったノンフィクションです。
「敗戦」という国家存亡の危機から復興し、国際社会で名誉ある地位を築くまでになった日本。
その重要な節目節目で歴史の歯車を回し続けたのは、声高に無責任な主張を繰り返す人々ではなく、
ごく少数のリアリストたちでした。彼らが東アジアのちっぽけな島国の独立自尊を保つべく奔走
してきた事実を埋もれさせてなりません。
安倍晋三首相は、憲法改正について「私の在任中に成し遂げたい」と明言しています。つまり在任中に
衆参両院で改憲勢力が3分の2以上を占める情勢になれば、米軍占領下の1947年5月に施行以来、
指一本触れることができなかった「平和憲法」の是非を国民一人一人に問いたいと考えているわけです。
決断の時は迫りつつあります。国会議員が与野党を問わず、戦後の真の歴史を知らずして、
その時を迎えるとしたら、日本国民としてこれほど不幸なことはありません。
国会議員よ、歴史から目をそむけてはならない。本書にはこんなメッセージがこめられています。