16/04/07 00:01:31.43 CAP_USER*.net
>>2続き
■文科省の主張「批判は知っている。真偽を教える時間ではない」
こうした状況の中、改訂作業を進めるも、差し替えなかったのが文科省だ。ここまで批判が強い、江戸しぐさをなぜ残すのか。担当する教育課程課に聞いてみた。
―江戸しぐさには批判も強い。なんでわざわざ取り上げるのでしょうか?
担当係長「時と場をわきまえて、礼儀ただしく真心をもって接することを考える教材として取り上げています」
―江戸しぐさ自体が創作物だという批判がありますが。
「批判があることは知っていますが、今回の改訂では教材に追加する部分を議論しています。基本的に、既存部分はそれまでと変えていません」
―教材を読むと、江戸しぐさそのものが事実であるとしか読めないように描かれています。批判があることを知っているなら、このような書き方をすべきではないのでは?
「道徳の教材は江戸しぐさの真偽を教えるものではない。正しいか間違っているかではなく、礼儀について考えてもらうのが趣旨だ」
―見直すべきではないでしょうか?
「既存の部分は見直す必要がないと判断している」
―事実でない教材で、礼節を教えるのは根本的にダメなのではないでしょうか。
「繰り返しになるが、道徳の時間は江戸しぐさの真偽を教える時間ではない」
原田さんに文科省の主張をどう思うか、聞いてみた。
「詭弁に過ぎないですね。礼儀や道徳を教えたいのなら、そこに嘘が混ざってはいけない。存在しないものを、あったと嘘をつく人に礼儀を説かれることが、果たして道徳なのでしょうか。あったと嘘をつかないと成立しない教材から、礼儀は学べないと思います」
(終わり)