16/04/07 11:14:59.67 cS1ir37D0.net
>>213
和傘なんか家の中に何本でも転がっていたが、いつの間にか洋傘になって、今では
ビニール傘になった。おっしゃるとり、和傘は重いし大きい。狭い道で傘を差した人と
すれ違う時は、自然に傘を両手でもって片方の手で少しすぼめ双方が譲りあい傘を
かしげ、相手を気遣いながら、かるく会釈してすれ違う。こんな当たり前のことが、
江戸末期に日本をおとずれた西洋人にはえもいえぬ優雅なしぐさに見えたのである。
このたぐいのことは、当時の日本について書かれた文献に限りなくある。
こんな日常茶飯事なしぐさが価値のあることだと日本人は知らなかったので、道徳の授業
の中で、現在日本人にも受け継がれている、昔の日本のすばらしさとしてとりあげるのだろう。
国民教育の一貫としての意義は大きいと思う。下村さんは、よくおやりになった。