16/04/05 12:21:40.07
>>1より
田村 何が原因で党本部から反発を受けたのか。
筆坂 僕も偉そうだったからだ。現に偉い人だったから。先輩議員に対しても、質問がへただなあと言ったりして。
田村 本当のことを言ってたわけだ。
筆坂 だから、僕より先輩の議員からは嫌われていた。僕が失脚するとないことをいっぱい言われた。
ところが僕より年上だった僕の秘書が、僕の処分に対しておかしいとし、僕より先に離党して退職した。
だから、彼に対しては、少し後ろめたさがあった。本当は僕もそうしたかった。しかし、2003年に
議員を辞めてから2005年までの2年間、給料欲しさに党の飯を食っていた。本当は、2003年の
時点で共産党も辞めて、尻をまくりたかった。
田村 結局、リーダーに大事なのは、いろいろなことを言ってくれる人をそばに置ける器量があるかどうかだ。
マキャベリの『君主論』にも出てくるが、文句を言ってくれる人を近くに置けるかだ。そうでないと周りは
みんな茶坊主になってしまう。そうすると、周囲のことが見えなくなってしまう。
共産党のトップの人はそういう体質なのかもしれない。それは、小沢一郎さんにも言える。
アドバイスをしたら、みんな切っちゃう。最後は、人がいなくなり今日になった。筆坂さんみたいに、
共産党のためにバンバンものを言って煙たがられたが、そういう人を包含するというか、
入れておく度量が組織的にもともとないのではないか。
■今も不破哲三さんがトップ
筆坂 共産党は上から作る党だから。下から作る党ではない。僕が失脚した時、週刊誌が僕のことを
「ナンバー4」って書いた。書記局長代行を務めたこともあったので、ナンバー3だったとも言えるが、
共産党にはナンバー1しかいない。ナンバー2以下はいないの。すべてはトップだ。宮本体制の時だったら
宮本顕治さん。不破体制の時だったら不破哲三さん。僕は今も不破哲三だと思うけどね。
田村 北朝鮮とか中国、旧ソ連だとかのシステムと一緒だ。
筆坂さんの『日本共産党と中韓』というワニブックスの本を読んで、これはそうだなと思った。
「日本共産党が言っていることは、ひとことで言えば、『日本はとんでもなく悪い国だった。
今もそれを反省しない悪い国だ』ということに尽きる。だが、本当にそうなのか。日本だけが悪い国
だったのだろうか―。私が日本共産党を離党して以来、考えていることはその点である」と筆坂さんは
言っている。そこが非常になるほどな、と思った。
われわれと日本共産党との違いは、われわれは、日本は頑張っていい国になったな、世界的に見ても
いい国になったなと思っている。ところが、共産党の人たちは、ずっと日本は、ろくでもない悪い国なので
変革しないといけないと思っている。筆坂さんは世界を見たら、日本はいい国ではないかと疑問を感じたというが。
筆坂 全くその通り。この間、財布を落としてしまったがちゃんと戻ってきた。これが日本だ。
共産党を辞めてからいろいろなことを考えたが、やはり僕たちは歴史を知らないなと思った。
僕は、18歳の時に党に入ったから共産党の歴史観でずっと来た。歴史を検証しようということは、
共産党にはない。戦前の歴史は「暗黒の社会」、このひとことだ。
田村 それで終わっちゃう。
■「平和の党」の看板おかしい
筆坂 悪い国だったんだと。悪い国が戦争をやって負けたんだと。それだけだ。戦前のことなんか、
全然学ばない。共産党員は、実は歴史を全然学んでいない。これは、僕だけではない。共産党について
学ぶことは、「侵略戦争に反対した唯一の党」のひとこと。そのため、治安維持法で弾圧されたんだと。
これさえ知っていれば、共産党の戦前の歴史は合格だ。「侵略戦争に反対した平和の党」という演説は、
野坂参三なんかがよくやってた。まあ、僕もやったが。(笑い) >>3へ
3:ちゅら猫φ ★
16/04/05 12:21:50.07
>>2より
「27年テーゼ」や「32年テーゼ」があるが、これが戦前の綱領的な文書だった。戦後になって、
「27年テーゼ」にこういう弱点があった、「32年テーゼ」にこういう弱点があったと言っているが、
共産党は全体として肯定的に見ている。
では、コミンテルン(国際共産党)の分析はどうだったか。例えば、連合国と枢軸国とがある。
戦後、ポツダム宣言を受けて、連合国は正しい、民主主義と平和の正しい連合国。枢軸国は悪いやつだと。
こういう構図が描かれている。しかし、コミンテルンはそういう風には見ていなかった。
要するに、アメリカ帝国主義と日本帝国主義の、言ってみれば、植民地略奪の帝国主義同士の
戦争だと見ていた。それが共産党の綱領だった。
共産党の綱領の立場に立てば、ポツダム宣言はおかしいということになるはずだ。
しかも、その帝国主義戦争を利用して革命を起こそうとしたわけだ。レーニンがやったことと一緒だ。
それを日本でもやろうとした。そうすると、日本共産党は平和の党ではない。内乱だから。
暴力革命をするわけだから。これが戦前の「27年テーゼ」であり、「32年テーゼ」だった。
そうすると、「侵略戦争に反対した唯一の平和の党」というこの看板はおかしい。そういうことを今の
党員は絶対に知らない。「27年テーゼ」なんて、読まない。僕だって、党を辞めてから読んだんだから。(了)
4:ちゅら猫φ ★
16/04/05 12:27:27.43
★ものすごい書き換えする共産党 筆坂氏
早川 一郎 2016/4/05
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(2)
■コミンテルン日本支部がルーツ 田村
田村 志位委員長の『綱領教室』という3冊の本を読んでみた。なるほど、批判しようと思えば
そういう箇所が満載なんだなと気が付いた。例えば、戦前の話で、共産党は1922年の7月15日に
創立している。その年の11月から12月にコミンテルン、共産主義インターナショナル第四回大会で正
式に日本支部として承認された。これが日本共産党のルーツであり、それは変わっていないわけだ。
志位さんはこの本で、自分たちの政党は、綱領をものすごく大事にする政党なんだ、民主党なんか
綱領がないじゃないかと言って批判している。自分たちは綱領を大事にし、綱領にあることを着実に
実行するということが書いてあり、なるほどなと思った。そういう意味では、結局、目指すべき社会は、
社会主義、共産主義社会だ。その考え方は、自然と反米になってしまう。そこをきちんと踏まえて
いくことが大事だなと思った。
筆坂 ただ、共産党の歴史観というのは、まさにアメリカの歴史観だ。
田村 途中からね。占領政策になったらそれを今度は利用した。
筆坂 今、ポツダム宣言を一番評価しているのは、何といっても日本共産党だから。
田村 そういうことだ。はっきりしているのは、日本の戦争はすべて昭和天皇の名で起こしたんだと。
戦争の問題でも、天皇への態度が問われるんだということを明確に言っている。「天皇の専制政治打倒」
というのが、日本共産党の基本的な考え方だ。東京裁判の問題について三つの問題点があると言っている。
一つは、最大の戦争犯罪の天皇を免罪したこと。二つ目は、連合国の戦争行為の問題点を不問にしたこと。
広島、長崎の原爆投下やソ連によるシベリア抑留や強制労働。三つ目は朝鮮や台湾などへの植民地支配の責任。
朝鮮人の「強制連行」、慰安婦を含む植民地犯罪。共産党が慰安婦の問題で、わあわあ言っているのは、
共産党の歴史観があってやっていることだ。そういうことをきちっと押さえておくことが大事だ。
筆坂 今言われた2番目は そんなことを言ってなかった。これは新しい(志位さんの)本でしょ。
最近だからそういうふうに言っている。だって原爆投下なんて批判していないんだから。それどころか、
核エネルギーは大変なもので、これがあれば不毛な原野でもいっぺんに肥沃(ひよく)な土地に
変えることができる、なんてやっていたわけだから。
例えば、日本の原水爆禁止運動は、広島、長崎に原爆投下されてから起こったのではない。
ビキニ環礁で第五福竜丸が被爆して以降だ。広島、長崎に原爆が投下されたからと言って、
共産党や当時の社会党が、これはアメリカの戦争犯罪だと騒いだかというと一切なかった。
だから、これは後知恵だ。何しろ占領軍を解放軍だと規定していたのだから。
田村 結構、研究していくと、原点が大事だ、原点が大事だ、といいながら、途中で相当変わって、ご
都合主義になっているということがかなりある。
筆坂 ものすごい書き換えをやるんだね。
田村 筆坂さんの論文の中に「日本共産党の手のひら返し」とあるが、最初言ってたのともう全然違う。
例えば、かつては河野談話を批判していたが、今はどうかとか。かつては村山談話を全然評価しなかったが、
今はどうかとか。日韓国交正常化にも反対していたが、今はどうかとか。そもそも改憲政党だった。
「天皇制打倒」なわけだ。社会主義、共産主義と相いれないのでそれが最大の敵なんだから。
体制転換というのは、まさにそこにある。
■憲法改正が共産党の原点に
世界の憲法になく日本にしかない日本国憲法の一番の肝は、第一章「天皇」なんだ。
それをなくすには憲法改正しかない。基本的に共産党には、憲法改正が原点にある。
その心は天皇をなくす、ということだ。そこはきちっと言っていかないと、みんなだまされると思う。
急に、今年の通常国会の開会式に出席したりしてね。>>4へ
URLリンク(vpoint.jp)
5:ちゅら猫φ ★
16/04/05 12:27:38.20
>>3より
筆坂 これは、不破哲三の知恵だ。前の綱領では「君主制」と位置付けていた。「君主制」だったら
打倒しないといけない。「君主制」でないようにしたらいいじゃないかと。これは、不破さんから直接
聞いたが「君さ、前の綱領で『君主制』と言ったからまずいんだよな」というわけ。何故かというと、
「君主制」と言うから「天皇制打倒」となる。今、「天皇制打倒」なんて言っても国民に受け入れられる
わけがない。どこからも相手にされない。だから、今の新しい綱領で「君主制」という言葉をなくした。
「君主制」ではないなら打倒しなくていいというのは、まさにそのためにやったことだ。ただし将来的には、
国民の総意で決めると逃げてるわけだ。
いずれにしろ、情勢が熟したときに最終的には「天皇制」を打倒するんだということに変わりない。
筆坂 それはそうだ。共産党としては、「天皇制」が反民主的存在であるということは変わりない。こ
れがいつまでも残るのはよくないというのが、共産党の基本的な立場だから。
■綱領に残された「革命」の牙
田村 共産党は今も、「民主主義革命」だと言っている。「革命」とわざわざ綱領に入れているのは、
天皇を最後はひっくり返すという心があるからだ。それがなければ、わざわざ「民主主義革命」なんて言わない。
そこに爪というか牙が出ているわけだ。そこのところは気が付かないといけない。「現在、日本社会が必要と
している変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破。日本の真の
独立の確保と、政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である」という話だ。
筆坂 共産党の言う革命は権力。共産党の考え方では、要するにアメリカ帝国主義と日本独占資本が実際の
権力を握っている。自民党も含めてだが。ここから権力を移行させるというのが革命だが、そんなことが
選挙を通じて本当にできるのかと。だって、今年の総選挙で、共産党を含む連合政権側がたまたま多数を
占めたとしても、2年後の選挙でまた自民党が多数を占めたらどうするんだよと。そんなことやってたら
革命にならないでしょ。
田村 だから、多数を取ったときに、多数の力で変えちゃうんだ。法律を変えたりして。民主党が政権を
とった時にそういうことをやった。党の職員を役人に仕立て、役人の行動をスパイさせ、とんでもない
法案を出させたことがあった。参院で、自民党が勝ったからそんな馬鹿なことができなかったが極めて
似たようなことが起こるだろう。
筆坂 面白いのは、この新しい綱領には、「社会主義革命」というのはない。「社会主義的変革」と
いうことだ。不破哲三がどう説明しているかというと、「民主主義革命」を成し遂げた権力が
「社会主義革命」もやる。だからこれは権力が移行しない。この権力が同時に社会主義も実現すると
いう考えだから、「民主主義革命」をやった権力がそのまま社会主義に移行していくのでこれは「変革」
であると説明している。だから、「民主主義革命」をやるのは大変なことだ。
■一回権力取ればどうなるか
田村 そういう意味では、共産党が加わった権力移行が起こった場合と、民主党が政権を失ったという
話と実際は相当違ってくる。共産党が、一回権力を取ったらどうなるかということを考えておかないと
いけない。共産党に反対した連中はどうなるか、ということだ。それについて今は何も言ってないが、
歴史を見れば分かる。毛沢東はどれだけ国民を殺したか。スターリンは何をしたか。ヒトラー批判が
あるけどヒトラーより自国民をたくさん殺している。自分に反対する者は殺す。だから、反対する
筆坂さんもはずされたわけだ。それが共産主義の実態だ。
中国に行って、習近平(国家主席)の批判ができるか。ロシアの赤の広場に行って、「おいプーチン、
とんでもないぞ」と言えるか。日本には言論の自由がある。国会の内外で安倍批判を叫んでも、お構いなしだ。
6:名無しさん@13周年
16/04/05 16:13:39.61 2zle6XoPC
自分たちは暴力革命を扇動する革マル派や中核派とは違いますとか言っておきながら、
そういった暴力活動家のメンバーと見られる人達の活躍ぶりを赤旗に掲載しているのはなんでだろう?
7:名無しさん@13周年
16/04/05 16:43:25.38 ygsIChy6x
自民党のせいもあるよな原発は
過去は認めないとねって言ったら怒るんだろネトサポ
8:名無しさん@13周年
16/04/05 17:46:22.21 NFTxUwHoe
オイルショックじゃないのか。
9:名無しさん@13周年
16/04/05 18:35:03.31 d6clq7z64
今更な話ではあるが、経験が足りないガキには理解できない話なのかもしれない
10:名無しさん@13周年
16/04/05 22:54:13.59 /R5vH9UPP
気付くの遅すぎ
11:名無しさん@13周年
16/04/06 08:20:45.85 4a9xDyLuA
強酸党は将来の暴力も認めろ