16/03/15 23:59:52.98 XAlH7lRo0.net
400年続いた京都・平安京が終わり、日本の歴史上、初めて東に天下が置かれた鎌倉時代。
鎌倉時代は150年弱で終り、間に建武時代を挟み、『第二の京時代』である室町時代へと時代は移って行く。
その後、戦国時代、安土桃山時代と移り変わり、安土桃山時代の後に、やっと『江戸時代』へと移行する。
江戸が天下を取るまで東京は能も学も無い、極貧の農民や職人、そして何よりも被差別部落エタ非人のエタと呼ばれる、
屠殺業や皮革業に従事する者が突出して多かった。
そもそも関東は日本最大の畜産大国であり、北海道開拓前は日本の畜産業のシェアの殆どを関東が占めていた。
その『獣畜』を屠殺・解体・加工する最大の屠殺場・皮革加工場が集中していた所が、現在の『隅田川（古くは墨田川）』周辺であり、
その歴史は現在も続いており、墨田区は日本一『皮革加工場が多い土地』である。
だが、江戸の発展や東京になってからの急発展による産業構造の変化や土地高騰、人口の増加、畜産業の広域化等によって、
これでも現在では『江戸時代以前に比べれば激減』している位である。
関西では屠殺や皮革に従事する者は古くより『部落』『エタ・非人』として人間として最低の最も軽蔑され忌嫌われている人種だったが、
関東、特に東京はそういう連中が突出して多かったので、『部落大国』『エタ非人大国』だったのである。
東京で部落差別が少なかったのは、そういった事情によるモノである。
ただ、江戸には京都等の関西から移り住んだ者が居たり、関西の文化に憧れた関東や東京の連中も真似して一応の差別は存在していた。
また、江戸時代の最上流階級は『肉は穢れたモノ』という関西からの流れを汲み、決して肉を食わず、肉食は禁忌されていた。
『東京の一等地＝被差別部落・エタ非人の吹き溜まり』
という事実があり、関西では『関東は人間として最低のエタ非人しか住んでいない』という認識であった。
平安京から関東に都が移される際も、この事実によって大反対が起こり、本来は現在の横浜か東京に都を移そうという動きがあったが、
折中案として鎌倉に都が移され、その後、また京都に都が戻った。
京には古くから土地や建造物に所有権が認められていたので、新たな権力者は十分な城や陣地を確保出来ず、苦肉の策で都を関東に移したというのが事実である。