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★台湾「中国大陸の『一つの中国』受け入れない」 王外相の発言受け
【政治】 2016/02/27 13:49
(台北 27日 中央社)中国大陸の王毅・外交部長(外相)は台湾時間26日、
訪問先の米ワシントンで、次期総統の民進党・蔡英文主席について、
「彼ら(台湾)の立憲政治によって選出されており、『大陸と台湾が一つの
中国に属する』という彼ら自身の憲法の規定に反することはできない」と語った。
台湾の対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会は同日、王氏の発言は
中華民国憲法に正面から向き合うものだとして評価する一方、大陸が主張する
「一つの中国」の原則は受け入れないと強調。同憲法と、両岸(台湾と中国大陸)
間の民間交流のあり方を定める「両岸人民関係条例」では、両岸は「一つの中華民国、
二つの地区」と位置づけられているとした。
独立志向が強いとされる民進党の広報担当者は同日、蔡氏がこれまで説明してきた
ように、5月の新政権発足後には、現在の中華民国の憲政体制に基づき、両岸間の
平和と安定の確保に力を注ぐと述べた。
政治大学国際関係研究センターの劉復国研究員は、王氏の発言により、中華民国憲法が
台湾の与野党、中国大陸、米国がともに受け入れられる「最大公約数」であることが
明らかになったと指摘した。
王氏はこの日、米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)で演説を行ったが、
司会が誤って「中華民国」の外交部長と紹介し、慌てて訂正する場面もあった。
(陳家倫、鄭崇生/編集:杉野浩司)
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