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マイナス金利 MRF 元本割れの恐れも
毎日新聞2016年2月22日 22時22分(最終更新 2月23日 09時35分)
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日銀のマイナス金利導入を受けて、証券投資のための準備資金である投資信託
「MRF(マネー・リザーブ・ファンド)」が元本割れする恐れが出てきた。日本証券業
協会は日銀にMRFをマイナス金利の対象から外すよう要望するなど、影響が
広がっている。
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「仮にMRFが元本を割り込めば、個人投資家の売買に甚大な影響を与える恐れが
ある」。日証協の稲野和利会長は17日の記者会見で、このまま金利の低下が進めば、
MRFの元本の維持が難しくなる可能性に言及した。
MRFは、残高の50%以上を有価証券で運用するように決められている。低金利下
では、債券運用ではほとんど利回りが得られないためMRFの運用会社は、利子が
得られる日銀の当座預金に預ける比重を高めていた。
MRFの今年1月末時点での残高は10兆円超。MRFはこれまで元本割れをした
ことはないが、元本割れした場合、証券取引への影響が大きいため、2014年からは
運用会社による損失補てんが例外的に認められている。【鈴木一也】
MRF
投資信託の一種で、Money Reserve Fund(マネー・リザーブ・ファンド)の略。
投資家が証券会社に口座をつくって入金すると、自動的にMRFに投資される。
株式や投資信託に投資をするための玄関口のような役割で、株などを買う場合は
MRFの一部を解約して資金に充て、株などを売って得た現金はMRFに替えて口座
にプールされる仕組みだ。元本割れを起こさないように高格付けで安全性の高い
国債や社債で運用され、投資家には分配金が支払われる。1円単位で売買が可能。
名前が似ているMMF(マネー・マネジメント・ファンド)は、安全性の高い債券で
運用するところは同じだが、MRFは解約などの手数料がかからない。