16/02/20 14:10:12.65 WawZnZy10.net
「保育園落ちた日本死ね」と叫んだ人に伝えたい、保育園が増えない理由
URLリンク(www.komazaki.net)
こんばんは、都内で13園の小規模認可保育所を経営する、中小企業のおっさんの駒崎です。
今日は、ネット上でバズっている魂の叫びに、保育園現場から、また政府の審議会委員の立場から答えたいと思います。
【魂の叫び「保育園落ちた日本死ね!!!」】
ある保育園入園審査に落ちた方の、ネット上の魂の叫びが、さざ波のように広がっています。
「保育園落ちた日本死ね!!!」
URLリンク(anond.hatelabo.jp)
分かる、分かるよ。何が一億総活躍社会だよ、と。私活躍できないじゃん、と。その通り。
じゃあ、政府は何もしていないのか?
【実は保育所数は劇的に増えてるけど、待機児童は減ってない】
20年くらい前から少子化懸念が高まって、政府は待機児童対策をしてきましたが、あまりお金は使ってきませんでした。
遅きに失した感はありますが、ようやく消費税増税の一部を使う、という財源のメドをつけて、昨年4月から「子ども子育て新制度」という待機児童問題にガチで取り組みますよ、という方策を打ち出しました。
(実際は新制度を見越して、1年前倒しで、園づくりを加速させました。)
ということもあって、平成25年度あたりからグンと保育の拡大量が伸びました。
しかし、認可保育所に申し込む人が増えたこともあり、待機児童は減らせず、むしろ若干増えている、という状況なのです。
この2月の入園結果は、まだ統計には組み入れられていないので、確たることは言えないのですが、おそらく今年も状況は昨年と似たようなものではないか、と想定されます。
【もっと保育所つくって、待機児童減らせば良いじゃん?】
ここで疑問を持つ人も多いでしょう。認可保育所に申し込む人が多かろうが、それ以上に保育所つくれば良いじゃんか、と。
その通りです。しかし、そんなに機動的に保育所をつくれない、3つの要因があります。
①予算の壁
②自治体の壁
③物件の壁
(続く)