16/02/17 21:44:19.87 bZiNTa2b0.net
正規非正規の増減ばかりではなく、日本という国のそもそもの問題は、
非正規雇用者の処遇が正当性に乏しいまま、著しく低位に過ぎるという事にあるわけですよ。
派遣法導入拡大の時にすら先行して、あるいは並行して必要な措置を取らなかった、一部にとってご都合主義の制度を
作為的に採ったと言われても仕方がない制度のまま今日まで来た事。
同一労働同一待遇に言及されたことは前進だと思うんですが、既に、業務ごと外部に丸投げしているようなところもありますし、
実際の業務自体は非正規社員がこなし、それを管理補佐する仕事が正規社員の業務の9割というような実態のところも結構あるんじゃないですかね。
要するに全体の処遇の底上げ策が無ければ折角、同一労働同一処遇にしたとしても、90年代以降、GDPの6割が個人消費という日本で
やってきた労働政策の間違いを覆すのには必要十分条件を満たせないでしょうという事ですよ。