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★北朝鮮が近くプルトニウム抽出開始か 米分析
2月10日 7時22分
アメリカの情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は、核開発を進める北朝鮮が
実験用原子炉を再稼働させ、核兵器に必要なプルトニウムの抽出を数週間から
数か月以内に始める可能性があるという分析を明らかにしました。
アメリカのクラッパー国家情報長官は9日、議会上院の軍事委員会の公聴会で、
アメリカが直面する世界的な脅威の分析結果について証言しました。
この中でクラッパー長官は、北朝鮮がニョンビョン(寧辺)の核施設を拡張し、
実験用原子炉をすでに再稼働させているという情報機関の分析を明らかにしました。
さらに、再稼働から一定の期間が経過していることから、核兵器の原料となる
プルトニウムの抽出を数週間から数か月以内に始める可能性があると指摘しています。
ニョンビョンの核施設を巡っては、2007年の6か国協議の合意で、実験用原子炉を
無能力化するなどの措置が取られていましたが、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記が
最高指導者になったあとの2013年4月に再稼働の方針が明らかにされ、去年9月に
「正常稼働を開始した」と発表していました。
また、クラッパー長官は、北朝鮮が衛星による監視では探知しにくい移動式の長距離
弾道ミサイルの開発を進め、アメリカに届く核ミサイル能力の獲得を狙っているなどとして、
脅威が高まっているという認識を示しました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)