16/02/10 04:14:19.40 pPGn5ivX0.net
面倒だが、少し問題の原点を要約すると・・・
派遣という働き方自体に適合する人は、専門性の高い人。
もしくは、主婦だったりして仕事に充てられる時間が乏しい人。
こういう人の場合、「自分が必要な時だけ呼んでくれ。」というスタイルがやりやすい。
仕事の用事が、プロジェクト期間中とか繁忙期とか一時的な欠員補充とか。
ずっと職場に縛り付けられると、用事のないのに居ることになって働きづらい。
それなのに、小泉時代竹中あたりの机上の空論で、そうでない職種も認めることになったあたりから
ややこしくなった。3年制限は、あくまで臨時要因を想定したもの。
派遣会社にとっては、売上のためには長期間派遣しっぱなしが一番いい。
それでも、派遣先にとっては臨時のつもりなら、そんなことは関係なく期間終了したら帰っていただくだけだけ。
しかし、不景気でコストカットの必要が生じると、「解雇自在」というのが派遣のメリットになり、
臨時でない通常業務にも雇用バッファとして使わるようになった。
名目としてアウトソーシングという語も意味を捻じ曲げて使われる。
本来高い専門職の携帯だった派遣業に、低スキルの使い捨て人材という市場が出来た。
不景気に加えて低スキルだと、そもそも就職が難しいが、それらの受け入れ先にもなる。
足元がみれるから、極めて低賃金でもよく解雇も規制さない。まったく都合がよい存在に。
もともと、臨時雇用には適合しない職種への応募だし、働く方もひょっしたら直接雇用もあるのじゃないか、
と淡い期待も抱かせれば、飴は十分だった。
そういうのがピークに達したのは・・・2012年。