16/02/02 23:47:38.91 hZodbc150.net
発想の転換が必要。
単純労働者をもっと優遇してあげるのは不公平なのではなく、
資本保有上位者がほとんどもっていってしまえる現状が不公平なんだよ。
強力な累進課税は資本が資本を生む資本主義の中では必要な設定なのに、
それを低めていること自体が異常事態ってこと。
働かざる者食うべからずではなく、
収益ほどに働いていない者はもらうべからず、にしないといけない。
それにてらすなら、実際の労働価値に応じて分配するために、
個人間にある収益の差は数倍程度までにおさえるべき。
ノーベル賞級の価値創造とか、そういうひとには特別な収益を与えればいいけど、
町医者とノーマルな労働者(派遣含む)との間にはそんなに価値生成能力は変わらないので、
その差は2倍程度になるようにするのが本来のあるべき姿なのだが、
現在は2000万と300万で差がありすぎている。それをシステム的に是正してならすのが累進課税なのに、
金持ち優遇策によって高度経済成長期に比べて累進性は低くなってしまっている。
それにリスクは資本がある人ほどとりやすいわけなので、
資本消失リスクを取ること自体には、それほどインセンティブを与えるべきことじゃない。
リスクをかけた人に見返りがある社会ではなく、
チャレンジ自体にリスクがなくなる方へ社会を誘導しなければいけない。
それによって現在搾取されている分を、下位労働者に分配すると適正になる。
税金の累進性を1000万超えるあたりから急激に強くして、高度経済成長時代なみの累進性を復活するべき。
それはピケティによっても証明されているし、経済学の統計でも1000万をこえるあたりから幸福度はあまり上昇しない結果が出ているので、
それで社会的な幸福量は上がる。