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★【野口裕之の軍事情勢】「日本人だけは必ず絶滅させなければならぬ」と書いた韓国人記者 怠惰な国民性も「日本統治のせい」だと…
2016.1.4 08:00
近所に「すぐ激高し、何でも他人のせいにする、プライドだけは異様に高い」一家と、
「バレるウソをついても顔色一つ変えず、自らが町内一偉いと信じて疑わず、
他家の敷地にわがもの顔で家を建てる」一家の、二家族が住んでいたなら、
一刻も早く引っ越したいと願うはず。しかし、国家は引っ越せない。
■「怠惰な国民にさせた」
《…地球上で必ず絶滅させなければならぬ唯一の民族だと再確認している》
最初は斜め読みしたので、ドイツ総統アドルフ・ヒトラー(1889~1945年)の
ユダヤ人絶滅宣言だと思ったら、冒頭に《日本人だけは…》とあった。マトモではないと感じたら、
韓国のニュースサイト《デイリー・ジャーナル》の編集委員だった。《倹約の美風を奪い、怠惰な
国民にさせた》のも、日本統治の結果、だとか。真に誇り高い民族は、自らを卑しめるこの種の
言葉は決して口にしない。皇室への暴言も平気で、島根県・竹島を《日本領と主張するのは帝国主義を
放棄していないためで、日本はサルのように卑怯な国家だ。東日本大震災に続き、富士山を中心にもう
一度天罰が下る》と書ける、常人とは異なる神経を持つ。ジャーナリスト?にしては表現力も乏しい。
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直情径行で品性を欠く姿は、キレて暴走する不良少年のようだが、落ち着き払って壮大なウソをつく、
老獪な長者気取りの方が格段に警戒が必要だ。例えば、2015年12月開催の《世界インターネット大会》での演説。
「サイバー攻撃やネットを悪用したテロ活動は全世界の害悪に成っている/各国とネット犯罪を
取り締まる司法協力メカニズムを整え、ネット空間の平和と安全を守る」
声の主はまさしく「被害者」に違いない。サイバー攻撃対策で「世界の守護神」を宣言してもいる。
2016年に伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)、20年に東京五輪パラリンピックを控える
わが国としては大歓迎すべき、実に頼もしい発言だ。が、声の主は「加害者」にして「世界の疫病神」。
そう、中国の習近平・国家主席(62)である。米連邦職員&元職員2150万人の個人情報と
数千億円分の米企業秘密をハッキングした、史上最大の巨大窃盗事件の主犯が「どの口」で?
もはや「この口」が発する言葉は真偽の判定が不可能だ。
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■中国もウソまみれが伝統
15年11月には西アフリカ・マリで起きた襲撃で中国人3人が殺されたテロに「残虐行為を強烈に
非難する/罪のない命を奪うテロ活動を断固として打ち砕き、世界の平和と安寧を守る」だって。
新疆ウイグルやチベットの少数民族虐殺は「残虐」ではないのか? 民主主義者や法輪功・キリスト教
などの宗教信者への弾圧・拷問で「罪のない命」を奪ってはいないのか? 東シナ海や南シナ海での
侵略行為は「世界の平和と安寧」を乱しているのではないのか?
ウソまみれは伝統文化。新興一族が王朝を武力で倒す《易性革命》の繰り返しをたどれば明らかだ。
新興王朝の最初の大仕事は歴史の改竄で、自分の王朝の正当性を羅列し悪政を隠すべく、前王朝の
歴史を徹底的に悪者として書き残し、都合の悪い歴史は《稗史》として葬るのだ。
もっとも、ウソまみれを説明するため王朝時代に遡る必要もなく、中国建国以降で十分ではないか。
支那事変初期の1937年、大日本帝國陸軍が中国人30万人を殺したと“南京大虐殺”をでっち上げた。
南京の人口は当時20万人程度。中国人は「緻密なウソ」が苦手なようだ。1989年の《天安門事件》も然り。
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