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【広島】 ノリ増産へ向けて瀬戸内海に「栄養」… 福山市、下水・し尿処理施設の処理能力を弱め「栄養」を海に放流する試み (読売新聞) [転載禁止]©2ch.net
1 :@Sunset Shimmer ★:2015/10/29(木) 21:15:18.49 ID:a9B2kpIJ*
2015年10月29日
◇リン、窒素濃度高める…近隣市に協力要請/効果分析には数年
県内最大の養殖ノリの生産地として知られる福山市は、瀬戸内海で減少しているノリの生産量回復に乗り出した。市内3か所の下水・し尿処理施設で処理能力を弱め、リンや窒素など養殖に必要な「栄養塩」の濃度を高めた処理水を海に放流する試み。
今年2~3月に初めて実施し、より良好な養殖環境を整えるため、今月から期間を6か月に延長して取り組みを進めている。(浦野親典)
同市の養殖ノリの生産量は1979年の1億5810万枚をピークに、90年代以降減少傾向で、2010年に9149万枚となり、昨シーズンは約7600万枚だった。生産量減少には、瀬戸内海の「貧栄養化」が背景にあるとされる。
下水処理施設が整備されたことで海の水質改善が進む一方、ノリの栄養となる海中の窒素やリンなどの濃度が低くなったという。こうした状況を危惧した漁師らからは貧栄養化の改善を求める声が上がっていた。
そこで、市はノリの「色づき」が悪いとされた昨シーズン終盤の今年2月中旬~3月末、
生活排水などを処理する松永浄化センター、し尿を処理する汚泥再生処理センターと西部衛生センターで、処理槽内の空気量を減らして浄化に利用する微生物の働きを抑える「緩和運転」を行った。
処理水中のリンや窒素の濃度を高め、通常通り1日当たり計7200立方メートルの水を放流。同市沖の養殖場5か所で水質を調査した結果、一部でノリ養殖に適した栄養塩の濃度を確認できたという。
市農林水産課は「緩和運転によるものかどうかは、数年の分析が必要」とみており、「毎年の実施期間を長くすることで効果が出やすい環境を整えたい」と今後の方針を説明する。
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引用元:YOMIURI ONLINE(読売新聞) URLリンク(www.yomiuri.co.jp)