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夕刊フジ 12月9日 16時56分配信
分裂問題で揺れる指定暴力団山口組の元最高幹部（８０）が、兵庫県西宮市内の自宅で空き巣被害に遭ったとして、兵庫県警に被害届を出していたことが９日、分かった。
申告された被害額は現金約３億円と貴金属類といい、兵庫県警が窃盗事件として捜査している。
県警によると、元最高幹部は今月５日午後から外出。７日夜に帰宅し、室内を荒らされていることに気付き、親族が現金や貴金属がなくなったとして、同署に被害届を提出した。
自宅に設置された防犯カメラには侵入者の姿は確認されていないが、窓ガラスを破られ、タンスや金庫などを物色された形跡があったという。
元最高幹部は山口組の直系団体を率い、５代目組長体制では最高幹部を務めていたが、２０１３年に引退。
後継組織はその後、山口組から絶縁処分を受け、山口組の分裂後は離脱グループが結成した神戸山口組に加入している。
元最高幹部は山口組直系組長として最初にブログを立ち上げたとされており、本人とみられるフェイスブックのページには、被害発覚直後の８日未明、「留守中に賊に入られ金庫破られる。被害総額１０億超！只今現場検証終了」と投稿。
その後も「盗ッ人事件中間報告」と題してドアを蹴り破られたり、電灯を壊されたりする被害状況を公開している。
９日朝には、被害に遭った自宅の片付けなどを手伝った知人や近隣住民に対し、感謝の言葉を