15/12/08 20:09:19.52 BsIlMZz+0.net
>>820
続き
コンピュータのメモリの話だが、
80年代ぐらい、パソコンはまだ普及してなかったから、スーパーコンピュータが売れてた。
顧客は銀行など大企業だから、当時実現不可能と思われた信頼性や耐久性を要求された。
うろ覚えで悪いが、耐久性が25年
銀行の預金などのシステムの信頼性や耐久性が不安定だったり長持ちしないと、壊れた時の社会や経済に与えるインパクトがデカイから。
また銀行など大企業はお金を持っているから、コストよりバカ高い信頼性や耐久性を要求してた。
日本のメーカーはその高い要求に見事応えた。
日本メーカーは独自で発想するのは苦手な企業が多いが、条件を絞って出されたオーダーに応えるのは非常に得意だね。
それで東芝は儲かったそうで、
その成功者が後に経営者になっていく。
しかし、時を経るごとに、パソコンが売れる時代に変わり高性能になっていく。
逆に次第にスーパーコンピュータがうれなくなっていく。
だったら、
「スーパーコンピュータの設備でパソコンのメモリを作れば良い」と思うでしょう?私もそう思った。
だけど、スーパーコンピュータの設備でパソコン用のメモリは製造不可能なんだって。
スーパーコンピュータ用のメモリとパソコン用のメモリを製造する技術は全く別物だそうだ。
だったら、パソコン用の設備を作ればいいかというと設備投資コストが莫大だからおいそれといかない。確か数千億円。
製品が売れない場合、設備投資が多額の負債に変わり、企業経営を圧迫する。
圧迫すれば、リストラや工場の売却をせざるえなくなり、最終的に他社に人材や技術が流出してしまう。
これでシャープやパナソニックなど日本メーカーが衰退したと思う。
東芝の経営者は自身の成功体験で、まだスーパーコンピュータが売れると踏んでパソコン用設備投資の判断が遅れに遅れた。
その間、韓国や中国や台湾企業などが台頭し、東芝など日本企業は置いてけぼりを食った。
競争力が低下し経営が悪化して、
今日の東芝の経営者による粉飾決算につながっている。
東芝は、新しい経営者に交替したが、その経営者がまたアメリカの原発子会社の赤字を隠蔽してた。
経営者個人のみならず、経営や企業のたいしつにも重大な問題がある。
粉飾してた経営者は逮捕し責任を厳しく取らせて経営や企業の体質を改善しないと思う。
そうしないと、東芝は大きく飛躍出来ないと思う。
東芝はちゃんとした経営者にし、体質を改善するば、将来性が有望な企業に生まれ変わるぐらいのポテンシャルがあるそうだ。
日経ビジネスには、多数の告発が東芝の社員さんから寄せられているそうだ。
東芝の1日でも早い復調を祈っている。