15/12/02 12:54:08.32 2nPBP4JP0.net
性同一性障害はほとんどの場合男性(オス)にみられ、
人間だけではく、動物一般に一定数の割合見られる現象。
先天的な遺伝子の障害で、後天的な性的嗜好とは基本的に異なる。
染色体レベルでは一部女性であることが多い。
性的嗜好以外は、極めて普通の人間としての身体能力を有する。
医学的にはもちろん障害である以上異常とされるが根本的な治療法は現在存在しない。
一方、責任能力のある当事者同士の同意があり、法令、公序良俗に反しない範囲内であれば、
いかなる性的嗜好も許容されるのが現代社会でもある。
したがって、乱交、SM、スワッピング、売春、当事者全ての合意があるならばこれは許容される。
ロリコンが許容されないのは、一方の側に責任能力がない状態で他方の欲望のみにまかせて
性的行為が行われる可能性が大きいから。
もちろん、年少者の側に実際判断能力がある可能性もあるが、そこに基準を設けないと、
いちいちその有無を個別に審議しなければならない。これは煩雑でコストもかかる。
そこで法は責任能力の有無に対して客観的な指標(年齢)を設けて、その年齢に達しないものは
責任能力を有してないと看做している。
性同一性障害をもつ成人であれば、責任能力を有する当事者同士の合意のもと、
交際、性行為が行われることがほとんどで、それ自体は法令、公序良俗に反していない。
つまり、不治の病に侵されていて性的な嗜好が通常の性と逆になっている以外、
身体能力、社会性ともに正常な人間を社会がいかに扱うべきかという問題になる。
こういった対応は公的な施設では特に慎重に求められるべきだ。
医学的な見地からの部分的な異常と、その人間の存在、人格自体を異常と断ずる行為は全く別である。
今回問題になっているのは、性同一性障害をもつ人格自体が異常と発言されているからである。
公的な立場で社会的に影響力のある人間が、そういったもろもろの議論を無視し、
性同一性障害のうける日常的差別に心を痛め、を社会が受け入れることに尽力するはおろか、
浅はかな偏見に基づく差別的発言をし、その心情をより害するのでは、
近代民主国家としていかがなものかということになる。