15/11/27 11:47:45.89
>>1より
此の期に及んでまた新たなテロが起きれば、国際的な非難はさらに強くなる。ベルギー政府が戒厳令を解除できないのは、
おそらくそのためだ。現在、ブリュッセル市内は物々しい警戒態勢だが、当局が事態を把握できているかどうかは疑問だ。
パリのテロにおけるベルギーの罪は、やはりかなり大きいように思える。
■ドイツ全土に広がる警戒態勢
月曜日の夕方、シュトゥットガルトの繁華街を歩いていたら、歩行者天国なのに大きな消防車が入ってきた。
何かと思って見ていると、屈強な消防士がドタドタと5人も降りてくる。ただ、皆、ニコニコしていて、あまり緊張感はない。
一人が上を指差すので、見上げると、道の真ん中の街路樹の枝に、黒いハンドバッグが引っかかっていた
。「ああ」と気がついた。今、持ち主のわからない荷物は、すべて警戒の対象になっているのだ。
しかし、このハンドバッグに爆弾が入っているとは思えない。それにしても、誰がこんなところに?
しばらく立ち止まって見ていると、消防士の一人が、先にグリップのついた長い棒を持って、そばのベンチに上がった。
他の消防士はお腹を抱えてゲラゲラ笑っている。棒はギリギリで届き、エイっとばかりにバッグを跳ね上げると、
真っ逆さまに落っこちてきた。爆弾が入っていたら、私も死亡していたところだった。
先週の金曜日には、ハノーヴァーの近くで、急行列車の中で不審な荷物が発見され、乗客は避難、駅は閉鎖され
、何時間ものあいだ大騒動となった。ちょうどハノーヴァー市でオランダとドイツのサッカー国際親善試合が、
ドタキャンされた日だったので、緊張感が充満した。最初のニュースでは、精巧な爆弾の模型が発見されたという話だった。
ところが、本当はただの機械の部品で、誰かが慌てて乗り換えた際に、置き忘れただけだったという。
忘れた本人は、ニュースを見ても、自分が騒動の犯人であるとは思いもせず、2日後に忘れ物を探しに来て、
ようやく事件は解明された。もちろんただの忘れ物なので罪には問われなかったが、掛かった費用は莫大である。
おそらく、ドイツでは現在、このようなことが全土で無数に起きていると思われる。わざと要らないリュックサックなどを
置いていく愉快犯も出ているのではないか。
■なんとなく不安なクリスマス
そうはいっても、なんとなく気味は悪い。
我が家は、ふだんは一家離散状態になっているため、クリスマスだけはどこかで集合することにしているのだが、
次女がロンドンで働いているため、今年はそこで落ち合うことになっている。クリスマスのロンドン、
一番狙われそうな場所の一つだ。だんだん怖くなってきた。
ロンドンは2005年の同時テロの後、テロ対策に精を出し、2011年の時点で185万台の監視カメラが設置されている。
今ではもっと多いだろう。しかし、イスラム過激派は自爆を厭わないので、監視カメラはあまり役に立たないような気がする。
長女はロンドンのあと、ボーイフレンドと一緒にニューヨークへ行って大晦日を過ごすというので、もっと怖い。やめればいいのに・・・。
それにしても、本当に嫌な世の中になったものだ。(了)
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