【科学】H2Aロケット 海外民間企業の衛星載せ打ち上げへ [11/24]at NEWSPLUS
【科学】H2Aロケット 海外民間企業の衛星載せ打ち上げへ [11/24] - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/11/24 09:17:43.39
>>1より

打ち上げ能力を高めるため、機体に取り付けられる補助ロケットは通常の倍の4本に増やされました。
これは、H2Aロケットとしては9年前の11号機に続き2度目です。

そして、今回の29号機の最大の特徴は2段目にあります。長時間の飛行で、2段目のエンジンは3回にわたって
点火と停止を繰り返す必要があり、エンジンをより効率よく冷やす装置や、出力を調節するバルブが加えられるなど
の改良が初めて施されました。

さらに、太陽光で機体が熱せられて燃料の液体水素が蒸発するのを抑えるため、燃料タンクには太陽光を反射する
特殊な白い塗料が塗られています。そのうえで、太陽光が機体の同じ面ばかりに当たり、温度が偏って機器が故障
するのを防ぐため、飛行中は機体の姿勢を太陽に対して垂直に保ち、ゆっくりと回転することで長時間の飛行を
乗り切る計画です。

■人工衛星打ち上げ 市場参入の歩み
日本が国産のロケットを開発するにあたり、目標として掲げてきたのが、衛星の打ち上げを巡る国際市場に参入して
海外の衛星の打ち上げを受注することでした。ロケットの開発に巨額の費用をかけても、国際市場に参入して
打ち上げの機会を増やすことで産業や技術が育ち、利益を生み出すことが期待できるためです。

ところが、初めて純国産で開発したH2ロケットが平成10年と翌年、2回連続して打ち上げに失敗。
この時、後継機として開発を進めていたH2Aロケットでアメリカの衛星を打ち上げることになっていましたが、
契約は破棄されてしまいました。

その後、H2Aロケットで成功を積み重ねたことで、日本はようやく国際市場への参入を果たし、3年前(平成24年)に
韓国から受注した衛星を初めて打ち上げたほか、今回は本格的な海外の商業衛星を打ち上げ、再来年にはUAE=
アラブ首長国連邦の衛星の打ち上げが決まっています。

しかし、衛星の打ち上げを巡る国際市場は競争が激化しています。これまで世界の衛星打ち上げはヨーロッパとロシアが
大半を受注していましたが、アメリカのベンチャー企業「スペースX」社が参入し、70億円余りという低価格を武器に受注を
伸ばしています。

これに対してH2Aロケットは、これまで28回打ち上げられたうち失敗は1度だけと高い信頼性が強みの一方、海外より費用が
2割から3割高いと言われ、いかにコストを下げるかが課題となっています。このため日本は現在、5年後(2020年)の
初飛行を目指して「H3ロケット」の開発を進めています。今回のH2Aロケット29号機で取り入れた改良点などを引き継いで
性能を高める一方、費用はおよそ50億円と今の半分に抑えるのが目標です。

ロケットを巡る国内産業を維持するには、年間4機の打ち上げが必要とされていて、今後、新興国を中心に衛星打ち上げ
の需要が増えると見込まれるなか、今回の結果は受注競争の行方にも影響を与えることになります。(了)


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