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【パリ同時多発テロ】
仏が暴露「欧州各国から主犯情報入らず」 ベルギー「中傷受け入れられない」非難合戦で浮かぶ死角
URLリンク(www.sankei.com)
【パリ=内藤泰朗】パリ同時多発テロから1週間となる20日、フランスなど欧州連合(EU)加盟国の内相らが
会合し、対テロ包囲網の構築に向けて動き始めた。
テロ情報の共有や情報要員の熟練度などの問題に加え、テロリストが国境を自由に往来できるEUの現状に対処するため、
安全確保を重視して国境審査の導入へと傾くのか。
域内の移動の自由を掲げたEUの理念は、試練の時を迎えた。
「欧州各国から(主犯とされるアバウド容疑者の)情報は入らなかった」
フランスのカズヌーブ内相は19日の記者会見でこう語り、
EU諸国間で重要なテロ情報の共有ができていない実態を暴露し、不満を表明した。
アバウド容疑者の出身国ベルギーはフランスからの非難を受け、ミシェル首相が19日に
「中傷を目的とする批判は受け入れられない」と反論。
パリ郊外サンドニにあった潜伏先の拠点発見は、ベルギーの情報によるものだと主張した。
テロを阻止できなかった責任の所在をめぐる両国保安関係者の非難合戦は、情報共有の困難さを浮き彫りにしている。
ベルギーは4億ユーロ(約525億円)の対テロ追加予算を計上し、体制強化を図る考えだ。