【社会】国民の国防意識、自衛官の社会的位置付けの議論を〜安保法制をめぐり、元陸将が提言 [11/06]at NEWSPLUS
【社会】国民の国防意識、自衛官の社会的位置付けの議論を〜安保法制をめぐり、元陸将が提言 [11/06] - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/11/06 13:29:30.67
>>1より

少し細かく説明しますと、これまで必ずしも完全にはできていなかった、関係する諸外国との平時からの情報交換・共同訓練が可能になります。
次は防衛力整備。自衛隊の将来の体制をどう作り上げていくか、それに伴う装備品をどの程度取得するか、その方向性が決まるということです。
もうひとつ大事なことは、自衛隊が平素行っております教育、あるいは訓練。これに明確な根拠が与えられるということだと思います。
これによりまして、部隊あるいは隊員個人個人の練度が向上することが期待できますし、意識が大きく変わっていくことも期待されます。

今申しましたように、今回の法制成立によりまして、日本の「抑止力」、万が一の自体が起きました時の対処の力、
これが向上すること、またこれから国内外で任務にあたります自衛隊員のリスクを軽減することにもなる、これが今回の法制の意義です。

では、3匹目と4匹目の龍の「眼」、これは何かということです。

3つ目の「眼」は、国民の意識の問題です。
わが国の憲法には、国民ひとりひとりの国を守る義務という規定がありません。また、いわゆる"平和な状態"が70年間続いてきたために、
国民ひとりひとりの意識の中に、国を守ることは国民の責任であり義務であるという認識がだんだん薄らいできている事実があると思います。
さらに大半の国民の意識の中で、戦争、軍事に対する強いアレルギーが存在していることも事実だと思います。

私自身は、そうした意識を改革するために今回の安保法制の論議に非常に期待していたわけですが、
結果的には「いかにこの国を守るか」という本質からはやや外れた国会内での論議、それからマスコミが毎日のように流しました
ネガティブ・キャンペーン、例えば「戦争するための法案」であるとか、「徴兵制が採用される」とか、「自衛隊が人を殺し殺されるんだ」
というキャンペーンによって、一部国民の意識がどうも反対の方向に動いてしまった。これが残念で仕方ありません。

また、論議の中で、国民が背負うべきリスク、国の平和や自分たちの生活を守るために背負うべきリスクという問題について、
一切触れられていなかったということがあります。かなり多くの国民の意識の中には、未だに我々国民は守られるべきである、
という意識が強く浸透していると思います。やはり今こそ国民を挙げて、自分の身は自分で守るという、
本来の姿に立ち戻る時期だと私は考えます。

4つ目の「眼」は、これは自衛官の社会的な位置付け・地位付けの問題です。
これも憲法上に明確な規定がありませんので、戦後70年経った今におきましても 憲法解釈上、自衛隊は「軍隊」、「戦力」ではありません。
また当然、自衛官は諸外国でいう「軍人」として認められてはおりません。
ちょっと脱線しますが、私自身、自衛隊に入りたての若い頃、街を歩いていて「税金泥棒だ」と罵られたことがありました。

自衛隊ができまして半世紀以上経った今、自衛隊に対する国民の人たちの信頼感は大体9割を超えるところまで来ております。
これはひとえに、自衛隊員個人個人が、与えられた任務を遂行する際に背負うべきリスク、これは覚悟して任務遂行に当たるわけですが、
そのことが逆に、国家であり国民のリスクを低下させるんだという自負と誇り、これが一つの大きな原動力になってきたんだと思います。
>>3


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