15/10/27 08:24:37.02
>>1より
■新たな反日のネタに
共産党関係者によれば、この4人の摘発は習近平政権による外国人排除の動きの一環だという。
中華民族の偉大なる復興などナショナリズムをあおるスローガンを掲げる習政権は、投資目的以外の
外国勢力が中国国内に入ることを阻止することに力を入れている。こうした事情を背景に、
外国の民間人に“スパイ”とのレッテルを貼って摘発することが最近急増している。
昨年夏には中朝国境付近でキリスト教を布教しながらコーヒーショップを経営するカナダ人老夫婦を
「軍事機密窃取」の容疑で拘束し、カナダとの間で外交トラブルになっている。
今春には、ビジネスツアーで広東省を訪問した米国人女性企業家をもスパイ容疑で摘発した。
外国人の中で、日本人が特に狙われやすいといわれる。9月の抗日戦争勝利70周年の軍事パレードが
終了したことから、習政権による日本たたきのネタが切れかかった頃、スパイ事件がはじけた。
中国の官製メディアはこれらの事件を大きく報道した。国民の日本に対する反感をあおり、
新たな反日の材料にしているようだ。(やいた・あきお 中国総局)