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★朝鮮人無縁仏を供養 田沢湖畔住民らが慰霊祭
戦時中、仙北市の田沢湖周辺の発電所工事現場で強制労働させられ、
事故や食料不足で亡くなった朝鮮人の無縁仏慰霊祭が12日、田沢湖畔であった。
戦後70年の節目に企画した住民や市関係者らが犠牲者の冥福を祈り、
悲劇の歴史を後世に語り継ぐことを誓った。
主催した住民グループ「田沢湖町よい心の会」(佐藤勇一会長)などによると、
1938~39年に国策で進められた水力発電所工事には、数千人の朝鮮人が従事した。
落盤事故や栄養失調で数十人が命を落としたと伝わるが、詳細は不明となっている。
12日の慰霊祭では、朝鮮人を供養するため39年11月に田沢湖畔に建立した
姫観音像の前で、約50人が手を合わせた。よい心の会が90年9月に朝鮮人
無縁仏慰霊碑を建てた田沢寺の本堂では法要が営まれた。
参列した仙北市出身の在日韓国人2世で韓国・光州市立美術館名誉館長の
河正雄さん(75)=埼玉県川口市=は「無縁仏のみ霊に心を寄せてくれた
皆さんに深く感謝します。歴史を風化させないことが、日韓友好の未来に
つながると思う」と語った。
2015年10月14日水曜日 河北新報
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