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★急増する在日ベトナム人犯罪の背景とは?グローバル化の光と影に迫る
2015年10月01日
今月6日深夜、大阪市生野区の路上で、ベトナム国籍のグエン・チョン・トゥアンさん(25)が
集団暴行を受けて死亡。その数日後、大阪府警は同市平野区の職業不詳、ド・トゥアン・ハウ
容疑者(30)ら男2人と女1人(いずれもベトナム国籍)を殺人容疑で逮捕した。
ハウ容疑者は、金銭的なトラブルで包丁で切りつけたことを自供。殺意は否定しているという。
●ベトナム人による犯罪件数が急上昇
グローバル化とともに、在日外国人による犯罪が増加しているが、特にここ数年、日本に来る
ベトナム人の人数と犯罪件数が増加しているのが顕著だ。以下、昨年から今年にかけて報道さ
れた一部を挙げてみたい。
◇◇◇
2014年3月、ベトナム航空のキャビンアテンダントがユニクロの商品を密輸。
2014年4月、地下銀行を運営し、不正送金をしていたベトナム国籍の男を逮捕。
逮捕のきっかけは、万引きを繰り返していた別の容疑者からの自白だった。
2015年1月、静岡で万引きを繰り返した無職のベトナム国籍の男女を窃盗罪で逮捕。調べによると、
二人は、東京や神奈川、静岡など1都11県で万引きを繰り返していた。被害総額約4千万円。
2015年2月、不法入国を助けた容疑で永住国籍を持つベトナム国籍の男が逮捕された。
2015年3月、東京新宿区で賭博がらみのトラブルでベトナム人同士の暴行、現金略奪事件が発生。
2015年5月、福岡でベトナム国籍の女ら、偽装結婚容疑で逮捕。
2015年8月、茨城で中国人技能実習生殺傷事件が発生。元技能実習生、
当時無職のベトナム国籍の男を含む数人が逮捕された。
◇◇◇
今月、大阪で事件を起こしたハウ容疑者は職業不詳とされているが、在日ベトナム人の多くは、
どのように来日しているのだろうか。また、その背景には何が隠されているのだろうか。
●増え続ける訪日・在日ベトナム人
1986年のドイモイ政策以来、着実に経済発展を続けているベトナム。現在「2020年までに工業国化を達成する」
というスローガンが掲げられており、日本もODAをはじめ、多額の投資をしている。同時に、現地に進出する
日系企業は増え続ける一方だ。(※1)一方、経済発展を妨げる課題として、道路、水路、エネルギーなどの
インフラ未整備、質の高い人材不足、そして賄賂の横行などが挙げられている。インフラや人材育成については
日本政府をはじめ、数多くの日系企業も協力をしており、最近の例を挙げれば今年9月、三菱重工がベトナムの
教育訓練省と同国の機械産業振興を支える人材の育成で協力していくことで合意。
同月日本を訪問したグエン・フー・チョン共産党総書記と安倍首相同席のもと、三菱重工業株式会社の
大宮英明会長とグエン・クオック・クオン駐日大使が覚書を交換している。その内容は、教育訓練省が
推薦したベトナム人留学生に対して奨学金を支給するだけでなく、留学期間中に同社の先端技術を
教えこむというものだ。
いわゆる国の将来を背負って立つべくエリートが来日している一方で、犯罪に身を染めるベトナム人も
増加している。その原因は、どこにあるのだろうか。
●「目指せ!観光立国ニッポン」の穴
2014年9月、観光立国を目指す安倍政権は、ベトナム、インドネシア、フィリピンに対し、ビザ発給の
緩和を実施。今年8月に訪日したベトナム人の数はこれまで最高だった同月(2014年)の9523人を大幅に
上回り、1万3800人。2012年1月から44ヵ月連続で毎月最多人数を記録している。(※2)ビザ発給緩和は
2020年の東京オリンピックを見越しての決断だと思われるが、同時に不法滞在数を増やして犯罪件数の
増加につながっていることも事実だ。例えば、前出の事件でも、観光ビザで来日しオーバーステイを
して犯罪をおかしたケースが見受けられる。
法務省によると、2015年3月の不法残留外国人は韓国(1万3634人)、中国(8647人)、タイ(5277人)
に次ぎ、ベトナムは6位(2453人)。今年の4月、警察庁は2014年度の在日外国人犯罪件数を発表。
それによると、。全体数1万5215件(前年比1.3%減)のうちベトナムは2488件(前年比61.6%増)。
中国に次ぐ勢いだ。 >>2へ続く
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