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★民主党が櫻井よしこ氏に再質問状(全文) 「貴殿の回答は何ら説得力がない」
2015.9.30 20:01
民主党の近藤洋介役員室長が櫻井よしこ氏に送った再質問状の全文は次の通り。
9月28日付の小職からの質問状に対し、本日、貴殿からの回答を受領しました。
速やかにご回答いただいたことは多としますが、その内容は全く同意できないものです。
したがって、下記のとおり、再度お訊ねいたしますので、10月2日までに書面でご回答願います。
1 まず、貴殿が回答の中でお認めになったように、「集団的自衛権は必要ですと、
民主党政権の外務大臣として言った」との貴殿の発言が事実に反することが明確になりました。
2 その上で、貴殿は回答の中で、岡田代表が「集団的自衛権は必要」と述べた根拠として、
読売新聞(2003年5月3日)と中央公論(2005年7月号)における発言を挙げています。
しかし、この中で岡田幹事長(当時)が述べたことは、「日本を防衛するために活動している
米軍が攻撃された場合、日本に対する行為と見なし、日本が反撃する余地を残すのは十分合理性がある」
(読売新聞)、「日本の利害に直接関わるような地域で、同盟国である米国が攻撃を受けた際、
日本が傍観していていいのか、という問題意識はある」(中央公論)ということであって、
「集団的自衛権は必要」とは一言も述べていません。そして、「むしろ個別的自衛権の範囲を
拡張したと考えた方がいい。集団的自衛権という言葉を使わない方がいい」(読売新聞)と
結論付けています。したがって、「集団的自衛権は必要だと言っているとの私の理解は
間違っていない」との貴殿の認識は明らかに誤りです。
3 なお、貴殿は、「集団的自衛権は要らない」と岡田代表が党首討論(6月17日)で
発言したことを挙げて、「180度の転換」としていますが、これも誤りです。
岡田代表は、安倍政権が進める集団的自衛権の行使は憲法違反であり容認しないとしつつ、
「未来永劫ないのかと言えば、それはいろいろなことがこれからもあり得るわけですから、
すべてにわたって未来を否定する、そういうイデオロギー的な考え方は我々はとらない」
(本年4月28日定例記者会見)と明確に述べています。
4 また、貴殿は、「民主党と共産党が組む」とのご自身の発言について、連立ではなく
「選挙協力」について批判したものと回答されました。しかし、貴殿が先例として挙げた
自民党と社会党の関係は、選挙協力ではなく連立政権です。貴殿の発言は、民主党と共産党の
連立政権を視聴者・国民に惹起させるものであり、自社さ連立政権を持ち出したことは明らかに不適切です。
5 以上のとおり、貴殿の回答は何ら説得力がなく、『日曜討論』における貴殿の発言が
事実無根であることが明らかになりました。貴殿のような実績のある論客がこのような
回答をされたことは非常に残念ですが、誤りが明確となった以上、貴殿は発言を撤回・訂正し、
岡田代表及び民主党に謝罪すべきです。貴殿のご見解を伺います。
以上
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