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★埼玉）元慰安婦らの声、映像に刻み２０年 映画上映へ
編集委員・大久保真紀2015年9月25日03時00分
日中戦争中に旧日本軍から性暴力を受けたと訴える女性たちのもとに、在日の中国人映画監督が
２０年通い続けて撮影したドキュメンタリー映画ができた。２７日と１０月１０日に県内で
上映される。大半の女性がこの世を去る中、再び戦争をしないために歴史の事実を伝えて
いくことが彼女たちから託された使命だと思い定め、手弁当で完成させた。
映画は「太陽がほしい 『慰安婦』とよばれた中国女性たちの人生の記録」。
広島県在住の班忠義さん（５７）が、１９９５年から中国に通うなどして撮影した
約４００時間分の映像を２時間４０分にまとめた。
登場する中国人の被害女性は７人。状況はさまざまで、山西省の万愛花さんは
「私は慰安婦ではない」と訴える。４０年代前半に日本軍に拉致され、共産党の名簿を出せと
要求されて強姦され、拷問された、と証言している。湖北省の袁竹林さんは慰安所で「まさこ」
という名で働かされていたと告白。子どもができない体になり、戦後も周囲にさげすまれて
きたとして、「死にたい」と繰り返す。
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