【野口裕之の軍事情勢】「不都合な歴史」明治を封印するアンポ反対派の「昭和好み」 [09/21]at NEWSPLUS
【野口裕之の軍事情勢】「不都合な歴史」明治を封印するアンポ反対派の「昭和好み」 [09/21] - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/09/21 14:22:00.27
>>1より

初期の日英同盟は安保関連法制同様「集団的自衛権の限定的行使」に過ぎなかった。
一国対一国では中立を、一国対複数国の窮地になり初めて参戦が義務となった。
露仏同盟にもかかわらず、フランスが参戦を躊躇ったのは英国参戦を恐れて。
日英同盟は極めて強力な抑止力を発揮した。もう一つ重大な教訓は単独で戦うか
否かの決定権が小国日本に有った点。安保法制で「米国の戦争に巻き込まれる」
というプロパガンダが、いかに悪質であるかを証明する。

■戦間期「謳歌論者」か

英国は資金や新鋭軍用艦の建艦・入手・回航と、あらゆる側面で日本を助けた。
世界に拠点を有す英国は中立を装いつつ、ユーラシア西端~東端=極東を目指す
露大遠征艦隊の通航や補給・休養寄港に際し、関係国にも工作し執拗に妨害。
情報の通報など、事実上の軍事援助を断行した。現在、かつての英国並みの実力を
持つ国は米国のみ。日本が米国力を利用する集団的自衛権の有利/有理を物語る。

英紙はもとより米紙の厚い援護も受けた。例えば帝國海軍の露艦隊攻撃を、露仏紙は
「宣戦布告前の夜襲で国際法違反」などと非難した。だが国際世論をリードする
英米紙は戦史をたどり、未完成だった法理をつき反論。露艦隊を壊滅させると
敬意を込めて激賞し、列強の「数国干渉」を牽制、居丈高なロシアを講和の席に着かせた。

逆説的には《世論戦》がいかに恐ろしいか、だ。中国は韓国と共闘し、米政界で
“慰安婦の強制連行”なる虚構を垂れ流すが、日米同盟が一層深化すれば、米政界の
「中韓びいき」は薄まると確信する。

ただし欧州は大国・支那の歴史や宝物に魅せられ、日清戦争や義和団の乱を経て尚
「眠れる龍」だと信じた。一党独裁の現中国になっても、遠く離れた東/南シナ海での
海洋侵出に目をつぶり、利権に群がる悪癖を棄て切れぬ。実際、中国主導の投資銀行に
英独仏が加担した。

反面日清戦争後、独露仏は三国干渉を正当化すべく、日本を念頭に黄色人種の脅威を煽る
《黄禍(おうか)論》を流布。大東亜戦争(1941~45年)誘因の一つと成った。
もしかして「軍靴の音が聞こえる」と政権の脅威を煽るアンポ反対派は、黄色人種で
ありながら黄禍論者!? 否。有事と有事の間の一時的平和(=戦間期)を恒久平和と
錯誤する戦間期「謳歌(おうか)論者」ではないか。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS)


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