15/09/15 14:30:42.27 xj658ixu0.net
>>52
「憲法学者」小林節先生のご意見
「小林 そもそも一般論として、憲法というものは高度の抽象規範である。憲法は、くるくる変えるものではない、一種の歴史的宣言書です。だから、解釈で運用していくしかないものなのです。
(・・・) 解釈というのは、1つは、国会による有権解釈としての法律で具体化するし、内閣による有権解釈としての閣議決定その他で具体化していく。ときに裁判になったら、最高裁判例という形で具体化する。
そもそも憲法というものは解釈で運用していくしかないもので、しかも歴史的文書で、しかも法の中で最も政治的なものなんです。
だから、国民主権国家・日本において、主権者・国民の直接代表たる最高機関・国会の中から互選されてきた内閣総理大臣が、ときの最高権力者として内閣を仕切っていますが、憲法問題というのは国の命運にかかわるわけです。
だから、それは最高政治権力者たちが解釈で運用していく。
そして、その責任を次の選挙で問う。それだけの当たり前のことを言っているのですよ。
それを、選挙で選ばれてもいない、たかだか役人の1人にすぎない法制局長官が、憲法解釈を決するということの方が、おかしい。それから、ある意味では、最高裁判事だって政治的責任をとる立場にはありませんからね。 」
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