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★【拉致「国民大集会」詳報】 首相「具体的動きを早急に引き出すべく最大限努力する」
2015.9.14 06:30
北朝鮮による拉致被害者の早期救出を求める「国民大集会」が13日午後、東京都千代田区の
日比谷公会堂で開かれた。安倍晋三首相は冒頭のあいさつで「一日も早い全ての拉致被害者の
帰国を目指し、北朝鮮からの具体的な動きを早急に引き出すべく、引き続き最大限の努力を
続ける」と述べた。詳細は以下の通り。
「安倍晋三でございます。家族会、救う会、拉致議連、知事の会、そして地方議連主催の
国民大集会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます」
「拉致問題の解決は安倍政権の最重要課題であり、最優先で取り組んでまいりました。
そして、北朝鮮との交渉にあたっては、対話と圧力、行動対行動の原則を貫きつつ、
拉致問題の解決が最重要であることを、粘り強く北朝鮮に伝えてまいりました。
何よりも大切なことは、拉致問題を解決しなければ北朝鮮がその未来を描くことは
困難であると北朝鮮の最高指導者に認識させることであります。
その上で、ただちに拉致被害者全員を日本に返すよう、強く要求して参ります」
「昨年4月の北朝鮮による特別調査会の立ち上げと、調査の開始から1年以上が
経過をしましたが、この調査に関して、いまだに具体的な見通しが立っていないことは、
誠に遺憾であります。こうした北朝鮮側の対応については、本日お集まりの皆さまから、
強い憤りとともに、今後に対するご懸念、そして、わが国による北朝鮮措置の強化を
求める声があることも十分に承知をしています」
「先月、私の指示を踏まえて、岸田外務大臣が北朝鮮のリ・スヨン外務大臣に対し、
日朝協議の履行を求めつつ、日本国内の懸念を伝え、一日も早い全ての拉致被害者の
帰国を強く求めました。政府としては、この働き掛けの結果をよく見極めつつ、
日朝協議に基づく迅速な調査を通じ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国を目指し、
北朝鮮からの具体的な動きを早急に引き出すべく、引き続き最大限努力を続けて参ります」
「ご家族の皆さんもご高齢になられ、一刻の猶予も許されない中、被害者の方々と
ご家族の皆さまが抱き合うことのできる日がやってくるまで、私の使命は終わらない。
その考え方にいささかの揺るぎもございません。われわれは、拉致被害者、
そしてご家族の皆さまと常にともにある、この思いで問題の解決に全力を尽くして
いくことを、改めてお誓いを申し上げまして、内閣総理大臣としてのごあいさつと
させていただきたいと思います。皆さまとともに戦って参ります」
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