15/09/09 15:42:38.70
>>1より
■白人が抱く不安
エドソール氏が指摘するように、これは人種と大いに関係している。およそ5050万人の米国人が
いまやヒスパニックで、米国の多くの白人は明らかにこれに脅かされていると感じている。
イスラム教徒の移住がテロリズムと社会的一体性に関する懸念を刺激する欧州では、
白人の不安はさらに先鋭化する。
トランプ氏は恐らく決して大統領にならないだろうし、欧州の極右・反移民政党は恐らく大国で
政権の座を勝ち取ることができないだろう。だが、彼らの議論はすでに政治を変えており、
現在の移住の危機が有利に働くことになる。
国際法は、EUに到着したすべての本物の難民に対し、欧州が亡命を認めなければならないことを示唆している。
政治的な現実は、問題となる数字が大きすぎて、そのような政策に対する国内の支持を
維持できないことを示唆している。
その時点で、欧州の政治家は恐らくそもそも難民がEUにたどり着くことを阻止しようとすることで、
自分たちのコミットメントから抜け出そうとするだろう。
ハンガリーとオーストラリア―現在、幅広い非難の対象となっている国々―が採用した
厳しい抑止策は、より普通に見えるようになるかもしれない。
■価値観の衝突
もし欧州の政治家がその道を進んだら、当然、「欧州の価値観」を守らなかったと批判されるだろう。
だが、現実には、彼らは価値観の衝突に直面している。
メルケル氏は、欧州には正真正銘の難民を受け入れる道義的、法的責任があると述べた。
だが、民主主義国で活動する政治家には、自国の有権者の望みを尊重する道義的、法的責任もあるのだ。(了)