15/09/06 17:33:49.55 *.net
※>>1の続きです。
米国のルー財務長官は、世界は中国が、市場のファンダメンタルズを
反映した為替レートに向けて動くよう望んでいると指摘した上で、
「世界は中国に対して、市場で決定される為替レートへの移行を求めているが
秩序だった方法で、理解可能で中国自体にもプラスの影響をもたらす
明確な政策によって実行されるべきだ」と述べた。
G20は改革の実行スピードが十分ではない点も指摘した。
昨年、G20は改革や投資によって、5年間で国内総生産(GDP)を
2%底上げする、との目標で一致している。
声明は「我々のコミットメントの達成に向けた進展は見られるものの、
実施のための更なる努力が必要」と指摘している。
ラガルド専務理事の発言はより明確で、中央銀行の超低金利政策によって
もたらされた流動性への政府の依存が長期にわたりすぎた、と指摘した。
「金融政策だけでは達成できない。必要ではあるし、われわれの見解では、
特に欧州や日本においては依然として必要だが、それだけでは達成できない」
と述べた。
「明らかに、財政の分野や構造改革の分野でさらにやるべきことがある。
中央銀行と共に行う必要があるが、ゆくゆくは中銀からバトンを受け継ぐ
必要がある」と同専務理事は述べた。
しかし、カナダのオリバー財務相は、世界経済の減速によって改革実行は
一段と難しくなっていると記者団に述べた。
同相は「(目標は)進展しているが、われわれが期待していた状況には
達していない。成長は期待外れで、各種予想も下方修正されている」と語った。
G20は、投資の促進が第一の優先課題との認識でも一致し、
11月のアンタルヤサミットに向けて投資戦略を最終化する、とした。
正式な議題としては取り上げられなかったが、
中国人民元のSDR採用についても非公式に話し合われた。
ルー財務長官は、中国が約束した改革を実行すれば実現の可能性はある、
と述べた。
※以上です。