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★あんなデモくらいで世の中を動かすことができるなら、僕の今までの労力はなんだったんだ?世の中そんな甘くない。 - 9月5日(土)のツイート
橋下徹2015年09月05日 21:50
僕は色々考えて、安保法制については維新の独自案を考えた。
安倍首相や中谷防衛大臣の国会答弁を聞いている限り、ますます維新の独自案の
正当性を確信する。結局、日本の防衛のために活動してくれている米艦防護の
「メッセージ」が今回の法案のポイント。
政府案よりも維新の党の独自案の優位性を確信するが、日本の民主主義や報道の自由を
鍛えるためには、政府案でそのまま通した方が、日本のためになるような気がする。
今、集団的自衛権の反対運動が盛り上がっているけど、なぜ昨年年末の衆議員総選挙の
時にやらなかったんだ?
政治活動のピークは選挙前。安倍首相は集団的自衛権の行使を認めることは選挙の時に
言っていた。反対運動はここでやるべきで、場合によっては自民公明の議席数が減って、
今の安保法制を止めることができたかもしれない。メディアも選挙前になると知らん顔。
大阪都構想の住民投票のときもそうだけど、政治的中立性を確保するという理由で、
一切報じなくなる。あとで問題にならないよう何もしないことで中立性を確保する。
日本のメディアこそ一番の事なかれ主義だ。本来は、これでもかと情報を提供して、
その上で政治的中立性を確保するのがメディアの責務だ。
今やっている反対運動やメディアの報道は、本当は選挙前にやるべきだ。
朝日新聞を中心に選挙を軽視する連中に限って、あとから大騒ぎする。
朝日新聞の大好きな日本国憲法の前文にはこうある。「日本国民は選挙で
正当に選ばれた国会の代表者を通じて行動する・・・・」
デモは否定しない。国民の政治活動として最大限保障されなければならない。
しかし健全な民主主義を機能させるには、選挙のときに今のような反対運動、
反対報道を展開すべきだ。今回は政府案を成立させてその是非を次の選挙で
決めることが日本の民主主義と報道を鍛えることになるだろう。
朝日新聞等は僕を選挙至上主義と言う。しかしこのように国論を二分するような
問題は、最後は選挙で決めるしかない。他に方法があるなら教えてくれ。
それと人のことを反知性だという連中の気が知れん。。自分のことをそれほど
賢いと人前で言える連中こそ反知性だろう。そういう奴、クラスにいたな~
自分の意思を世の中で通すというのは、そんな楽な話じゃない。僕は一から政党を
作って、議会での過半数を獲る努力をしてきた。大阪都構想については、散々説明
不足だと言われ続けてきた。あんなデモくらいで世の中を動かすことができるなら、
僕の今までの労力はなんだったんだ?世の中そんな甘くない。
デモで反対している人達。選挙で頑張れ。場合によっては自ら政党を作れ。
そしてメディアから散々批判を受けろ。自分の考えなどそうは簡単に世の中に
伝わらない。世の中を動かすなら、世の中からの膨大な批判に応えなければならない。
安保法制反対!だけでは全く不十分だ。
安保法制反対の人は、次の選挙で民主党、共産党を徹底的に応援するか、自分で
政党を作るかだ。僕は、今の政府案には反対。射程が広すぎる。アメリカとの
チームワークによる日本の防衛活動を強化するために、一定の範囲で米艦防護が
できるようにするのが維新の党の独自案。現実的で合憲の範囲だ。
今回の政府案についての勝負どころは、次の選挙だ。政府案がおかしければ、
国民は自民党公明党の議員を落とさなければならない。それこそ国民主権の下での
国民の責任だ。デモだけで国が動くわけがないし、動かしてはならない。
民主主義の制度において国を動かすのは、選挙しかない。
確かに議会制民主主義では民主主義が不足するときがある。その時は国民の
直接投票で決めるべきだ。しかしそれは法律化しなければならない。
大阪都構想も最後は住民投票で決めるという法律を作るまでに途方もない
労力をかけた。騒ぐだけでは大阪都構想は実現しないし、させちゃいけない。
※この記事は橋下徹大阪市長のツイートを時系列順に並べたものです。
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