15/08/24 23:32:42.25
>>1より
■強行採決を演出する民主党、演出するテレビ
今回の安保法案について、真実はどうあれ、与党が押し切った形での採決になったため、
「強行採決」という印象を国民に与えているが、実はその逆が正しいことが証明されている。
5月26日に衆議院の特別委員会で審議が始まってから7月13日までに、審議時間はおよそ110時間を
越えており、実は、戦後6番目に長い審議時間となっているからだ(このことはNHKがきちんと
報道していた)。にもかかわらず、「強行」という印象を与えたのには理由がある。
採決時の民主党のパフォーマンスだ。
下品なプラカードを掲げ、いかにも、自民党が一方的な採決を強行したかのような印象を国民に
与えるため、テレビカメラの前で意図的に派手な演出を行なったのである。「委員長、委員長!」
と涙声で叫ぶ辻元清美の姿などがその典型である。これはもはやテレビ局と民主党の共同正犯
といってよいだろう。議場にプラカードを持ち込み、騒ぎ立てるという非常識な行動に、
良識ある一般国民は驚いたに違いない。
だが、テレビに洗脳されている層は一定数存在する以上、ある程度の効果はあったのだろう。
しかも、辻元のように、今回目立てば目立つほど、次回の選挙で有利になるという計算も
あったに違いない。こうした企みが成功したかは別問題として、民主党は国の安全保障を、
自分たちの党勢復活のために利用したのだ。
■仕組まれた「若者の反戦」
とにかく、国民は今回の安保法案に反対なのだという空気をつくりたい、テレビと新聞。
しかし、記者一人がいくら叫んでも、国民全体が反対という根拠にはならない。
さらには、テレビや新聞の解説者や記者が、自身のイデオロギーを露骨に表明するには
制約もある。そんなときの常套手段が、代弁者を使うというやり方だ。
今回の世論づくりにおいて、マスコミが目をつけたのが「普通の若者」である。
北海道新聞でヒロインに祭り上げられた高塚愛鳥は次のように語る。
「戦争は怖い、イヤだと思いつつ、デモでは何も変わらないと思っていた。友達と街を歩いて
デモと出くわしても『うるさい』と思った。それでも、もし戦争になったら駆り出されるのは
自分たちの世代。無関心で遊んでばかりいていいのか―。少しずつ考え始めた」
「中学時代、熱心な教師の影響で貧しいアフリカの子供を助ける仕事がしたいと夢見た。
でも、高校時代は茶髪にピアス、短いスカートで、遊んでばかりいた」
「アフリカの子供を助ける仕事がしたい」と本気で決意したのなら、高校時代に茶髪にピアス、
短いスカートで遊びまわったりはしないはずだ。少なくとも、それなりの大学には行こうと
努力していたはずだ。結局、今は、アフリカの子供のことなど綺麗さっぱり忘れ、暇だったので
安倍政権を妄想で批判したら新聞やテレビに取り上げられてはしゃいでいるというところが
事の実態だろう。数ヵ月後には、安保法案のことなど忘却のかなたかもしれない。
考え方も子供であり、思考も浅いが、ただ、それでも「普通の若者」ととれなくもない
北海道新聞の高塚愛鳥だが、より悪質なのは、過激派や民青の活動家を「普通の若者」
として取り上げるテレビである。
■若者の背後には過激派と共産党
かつて、テレビ東京系番組で過激派に入る若者の特集があった。そこで中核派に入った26歳の
女性を取り上げていたのだが、なんと、今回の安保法案の特集で、例の「Nスタ」がそれと
同一人物を普通の若者の声として紹介したのである。彼女はテレビのインタビューでこう
答えている。「革命のためなら政府や国の人間を殺すことも?」という記者の質問に、
「倒すか倒されるかだと思うんですよ」まさに革命家の思考である。民主主義の完全否定だ。
果たして、これが「普通の若者」なのだろうか。
同じく、「SEALDs自由と民主主義のための学生緊急行動」という学生組織が、今回の安保法制で
騒ぎまくっている。天声人語や朝日新聞の記事でもたびたび取り上げられ、今や、安保法案反対の
先頭に立つ若者組織である。朝日も「若者が声をあげている!」と連日のように紹介し、
はしゃいでいるが、実はその正体もまた「普通の若者」ではない。 >>3へ